Appleのデバイスが持つ認証機能は優れたセキュリティ機能のはずだが、デバイスに関係なくロック解除ができてしまうという報告が入った。デバイスの制御で守り切れない理由は“コードの流出”にあるという。
経済紙のForbesは、2018年2月末、CellebriteがAppleの新型「iPhone」のロック解除に成功したと報じた。Cellebriteはイスラエルを拠点とするベンダーで、米国政府の大手請負業者でもある。ITコンサルティング企業TCE StrategyのCEOブライス・オースティン氏の話では、この報道が事実だとするとAppleのセキュリティへの深刻な打撃になるという。
「2016年2月、AppleとFBI(米連邦捜査局)の間で対立が起きた。それ以来、Appleはモバイルデバイスのセキュリティを極めて厳しくすることに躍起になってきたと思われる」と同氏は話す。
報道によると、CellebriteはAppleの最新OS「iOS 11」を通じてデバイスに侵入する技術を考案し、この技術を世界中の法執行機関や民間の科学捜査専門家に通知しているという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
トラフィック1300%増、生成AIがEコマースを変える
アドビは、2024年のホリデーシーズンのオンラインショッピングデータを公開した。
「ドメインリスト貸し」は何がマズい? サイトの評判の不正使用について解説
「サイトの評判の不正使用」について理解し、正しい対策が取れるにしましょう。
代理店にもAIにも「丸投げ」はダメ 成果報酬型マーケティングを成功させるポイントは?
「成果報酬型マーケティング」を実現する上でインターネット広告業界が直面する課題とは...