2018年07月02日 05時00分 公開
特集/連載

「NVMe」はフラッシュストレージ進歩の第一歩、注目すべきはその先勢いづく主要ベンダーと新興ベンダー

フラッシュ技術はストレージクラスメモリ(SCM)に移行し始めている。ストレージをさらに大きく前進させる第一歩になるのはNVMeだが、その次を見通す必要がある。

[Dave Raffo,TechTarget]
画像 今後の成長は?

 既にフラッシュストレージを使用していても、購入を検討する段階だとしても、インフラ担当者の目にはNVMe(Nonvolatile memory express)が映っているだろう。ストレージシステムのベンダーと商談を進めると、この新しいインタフェースとプロトコルについて耳にするのはほぼ間違いない。

 ベンダーが話題にする通り、NVMeはエンタープライズ分野のフラッシュストレージにおいて避けては通れないステップになる。ベンダーは、自社のNVMe製品はパフォーマンスを最大限に高め、遅延を最低限に抑えるが、作業を混乱させることはないと話すだろう。パフォーマンスと遅延に関しては正しい。NVMeの帯域幅とキュー処理の強化により、NVMe型SSDのパフォーマンスは、現在一般的に使用されているSAS(Serial Attached SCSI)型SSDよりも優れている。だが、どのベンダーのNVMe製品が最高かという点については、NVMe自体とはほとんど関係しない。

 NVMe技術は、フラッシュストレージからストレージクラスメモリ(SCM)への移行の出発点と見るべきだ。SAS型SSDでも大半のアプリケーションに必要なパフォーマンスは満たすことができる。しかし、NVMeドライブへの切り替えは比較的実施しやすく、パフォーマンスが大きく改善する。

NVMeテクノロジーの先を見据える

 NVMeに続く他の新しい技術を無視してNVMeは語れない。最も明らかに結び付くのは「NVMe over Fabrics」だが、SCM技術も考慮すべきだ。SCMにはIntelの不揮発性メモリ技術「3D XPoint」を採用した「Optane Memory」やSamsung Electronicsの不揮発性メモリ技術「Z-NAND」を組み込んだメディアなどがある。

ITmedia マーケティング新着記事

news026.jpg

ティム・クック氏の給与明細 時価総額3兆ドル企業のCEOは平均的Apple社員の1447倍稼ぐ
巨大リンゴと姫リンゴ? 「apple to apple」とは言えない格差がさらに拡大中。

news093.jpg

2021年の炎上発生件数は1766件、前年対比24.8%増――「デジタル・クライシス白書2022」
2021年のデジタル・クライシス(ソーシャルメディアを中心としたネット上で発生した危機...

news029.jpg

若者のインスタ離れを食い止めるためにMetaが下した「古参ユーザー切り捨て」の決断
Metaの若者文化への主要な接点であるInstagramは現在、反撃を目指している。メタバースへ...