Slackは企業向けの“鍵”管理機能を提供する。詳細なデータ暗号化の管理可能にして大企業へサービスを拡大することが目的だ。
Slackは、企業に暗号鍵を管理させることで、セキュリティをより強固なものにしようとしている。この機能は現在、一部の大企業向けに提供しているが、スタートアップ企業が市場での存在感を示すためにも役立つだろう。既にSlackは、コラボレーションアプリで使用するメッセージやファイルを暗号化しているが、大企業向けのプランの「Enterprise Grid」を利用している企業に、その暗号化を解除する鍵を制御させる予定だ。
調査会社IDCのアナリスト、ウェイン・カーツマン氏は「Slackにとって鍵管理機能の提供は、セキュリティ要件の増加に対応するための重要な一歩だ。もちろんこの機能を提供した影響で速度が落ちたり、利便性が落ちたりしないことが条件だ」と述べる。
Slackのエンタープライズ製品のディレクター、イアン・フランク氏は「将来このサービスを拡張して、オンプレミスまたはプライベートクラウド向けのハードウェアセキュリティモジュールによる認証をサポートする可能性がある」と語った。
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