ハイパーコンバージドインフラ(HCI)システムのデータのセキュリティを確保するには、共有リソースや仮想管理など、HCI特有の特徴を考慮するツールや技法が必要になる。
規模の大小を問わず、あらゆる企業でハイパーコンバージドインフラ(HCI)の検討が進んでいる。HCIについて多くの情報が飛び交っているが、重要な側面であるデータセキュリティについてはあまり語られていない印象だ。HCIの目的は、リソースを1つの包括的なプラットフォームにまとめることだ。そのため、HCIのセキュリティは、保護対象のHCIプラットフォームと同様、統一されていて包括的でなければならない。
従来のセキュリティの取り組みは境界防御に重点を置いていた。だが、サイバー犯罪者が検知されずにネットワークに侵入し、潜伏するようになった現在ではさらなる保護が必要になる。ネットワークのセグメンテーションやマイクロセグメンテーションは、このような脅威の緩和に役立つ。だが、セグメンテーションは複雑で、柔軟性が低く、大量のリソースを必要とする。セキュリティの脅威が増す中、HCIに求められるのは、変化し、進化するワークロードに対応できる柔軟性を備えた新しいセキュリティモデルだ。
HCIに含まれる仮想マシン(VM)やストレージやネットワークなどのソフトウェア定義リソースのセキュリティには、従来のセキュリティモデルだけでは満たせない独特の課題がある。HCIのセキュリティに求められるのは「コントロール」「データ」「管理」の視点でリソースを保護できる包括的な取り組みだ。
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