ハイパーコンバージドインフラ(HCI)アーキテクチャは、かつてはニッチなテクノロジーで、仮想デスクトップインフラ(VDI)など具体的なニーズを持つ企業を主なターゲットとしていた。だが今では、多くの企業が汎用(はんよう)のデータセンターをHCI施設に移行し、コアストレージとコンピューティングの機能を高度に仮想化された単一のシステムに統合するようになっている。
HCIの購入に踏み切る前に、新たな採用企業が犯しやすい「10個の間違い」を避けることが重要だ。
「HCIが導入とプロビジョニングの柔軟性を高めるのは事実だ。だが、容量監視、ネットワーク輻輳(ふくそう)など、管理に関して以前から存在する多くの問題の影響を受けることは依然として変わらない」と話すのは、ネットワークトラフィックインテリジェンス企業Kentikで製品マーケティング部門のディレクターを務めるジム・ミーハン氏だ。
「適切なツールが必要なのは同じだ」と同氏は補足する。
HCIアーキテクチャの設計時に、ストレージよりもCPUとRAMのニーズを優先する企業が多い。「これは間違いだ」と話すのは、データセンターインフラソフトウェアベンダーのComputer Design & Integrationでソリューションアーキテクトを務めるマイケル・コロンノ氏だ。「冗長性を確保するために、全ての要素をまとめて検討し、容量の増加に備えた確実な計画を立てる必要がある」と同氏は説明する。ノードで障害が発生した場合に、CPU、RAM、ストレージの全てのニーズに別のノードで簡単に対応できるようにしておくことが重要になる。「そこで手を抜くと、データが失われることになる」(コロンノ氏)
営業デジタル化を加速するクラウド顧客獲得ツール「nocoセールス」でできること
営業の人的リソースが足りない組織が短いサイクルで顧客を効率的に獲得する仕組みを作る。
富士通の「デジタルセールス」が目指すこと
この連載のタイトルにあるように、富士通はインサイドセールスのことを「デジタルセール...
ナイキ vs アディダス Z世代の心をつかむアプローチの違い
有名人や人気ファッションブランドとのコラボに加え、環境や社会問題への取り組みなど、...