自社に適した「クラウドERP」を導入するには、どのような点に注意して選定すればよいのか。勘所を示す。
ERP(統合業務)製品の機能をクラウドサービスとして提供する「クラウドERP」の人気が高まりつつある。適切なクラウドERPを選択するには、体系的かつ論理的な手法を用いてサービスを評価することが役立つ。加えて本稿で紹介する手法をガイドとして使うと、最適なクラウドERPを選びやすくなるだろう。
クラウドERPの選定時には、自社のIT戦略を把握しておくことが重要になる。評価を始める際は、自社のニーズと機能要件を特定する。これらを明確にして把握することで、クラウドERPに期待すべきビジネス面での成果を確認できる。
その上でIT環境の現状と理想との間にあるギャップを明らかにし、現在のアプリケーションの効率を上げるか、アプリケーションを置き換えるかを選択する。こうした検討を通じてクラウドERP導入に割ける予算や導入スケジュール、他システムの導入/刷新と比べた場合の優先順位の根拠を明らかにする。
外出中に発注書の処理を進めるために、モバイルデバイスでクラウドERPへアクセスし、発注書の確認や承認をしたいと考えるエンドユーザーがいるとしよう。こうしたニーズを満たす際に考慮すべき基準には、クレジットカード情報のセキュリティに関する「PCI DSS」や医療関連データ保護に関する「HIPAA」などがある。各基準に基づき、クラウドに保存する機密データを保護する必要がある。
SaaS(Software as a Service)であるクラウドERPの場合、カスタマイズには制限がある場合が一般的だ。型にとらわれずにクラウドERPのベストプラクティスを進んで取り入れる姿勢が必要になる。機能のカスタマイズ性と導入の容易さの間で適切なバランスを取らなければ、コストや導入期間に悪影響を及ぼしかねない。
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