2018年05月31日 05時00分 公開
特集/連載

「SAP ERP HCM」サポートが2030年まで延長、「S/4HANA」移行問題はどうなる?移行の決断は容易ではない

SAPは、オンプレミスで導入した人材管理(HCM)システムのサポートを5年間(2030年まで)延長する。だが、こうしたHCMユーザーがSAPのサポートを受けるには、「S/4HANA HCM」へ移行しなければならないだろう。

[Patrick Thibodeau,TechTarget]

関連キーワード

SAP | クラウドERP | 人事 | SAP HANA | ERP


SAP 「SAP ERP HCM」サポート期限延長に関するSAPのリリース《クリックで拡大》

 オンプレミスで導入した「SAP ERP HCM」のサポート終了を2025年から2030年に延長するという、SAPの新しい計画には驚きを隠せない。それは、オンプレミスシステムをそのまま維持することが、「SAP S/4HANA」の人材管理(HCM)システムへの移行を意味するためだ。このことは、オンプレミスユーザーの意思決定を難しくする。

 オンプレミスで利用できるSAP ERP HCMの新オプションのアップグレードは2023年まで利用できない。そして、S/4HANA HCMライセンスの有効期限は「少なくとも」2030年までになる。このことが、ベンダーがサポートを延長する妨げにはならない。だが、ユーザーは今のところ何が起きるか分かっていない。

 SAPによると、オンプレミスでHCMを導入している顧客企業(約1万4000社)のうち北米以外の顧客が80%を占めるという。

 同社は、こうした顧客企業にとってはS/4HANA HCMへの移行が最善だと考えていて、アップグレードのコストはインメモリシステムのメリットによって相殺されると主張する。

ITmedia マーケティング新着記事

news040.jpg

新型コロナ接触確認アプリ プライバシーと感染抑止の間で揺れ動く各国の対応
欧米では新型コロナ「第2波」への危機感が高まっています。主要国における接触確認アプリ...

news163.jpg

2020年米国ホリデーシーズンショッピング、オンライン売上高が過去最高に――Adobe予測
Adobeはホリデーシーズンの米国におけるオンライン売上高が1890億ドルになると予測してい...