2019年01月04日 05時00分 公開
特集/連載

長所と短所を見極める7つの観点いまさら聞けないクラウドERPとオンプレミスERPの違い、できることとできないこと

ERP製品の購入を検討するに当たっては、SaaS ERPと従来型のオンプレミスERPの違いを理解しておくことが重要だ。機能や特性など、両者を大きく分ける7つの観点で比較し、できることとできないことを理解しよう。

[Adam Boyce,TechTarget]

関連キーワード

ERP | クラウドERP | クラウドサービス


 ERPはモジュール型のソフトウェアシステムだ。金融、人事、CRM(顧客関係管理)など、中核となるビジネス機能のデータを連携させ、企業活動の運用効率を向上させる。ERPシステムはその重要性と複雑さから、導入するのはリスクが非常に高く、難しいとされる。そのため、ERP製品の購入を検討する際はクラウドERP、オンプレミスERP、ハイブリッドERPに関する疑問の解決が不可欠になる。誇大広告に釣られたり、最も人気がある製品を選んだりするのではなく、自社の戦略に求められるものを重視する必要がある。

 今日のERPシステムは幾つか異なる方法で構成されている。最新のERPシステムは、リソースプランニング以外の機能も含めるかたちで従来のシステムを拡張する。かつては特定の業務をサポートするモノリシックシステムと見なされていたERPシステムは、今やスタンドアロンコンポーネントの集合体、統合済みのコンポーネントの集合体、またはその両方の組み合わせとなり、ビジネスの特定の側面を管理するのに役立っている。

 ERPには「オンプレミスの従来型」「クラウド」「オンプレミスとクラウドのハイブリッド型」という3つの主要な導入モデルがある。クラウドERPは分類上、完全にライセンスが許可されるERPソフトウェアをクラウドインフラでホスティングするものと定義される。だが昨今の「クラウドERP」は、SaaS(Software as a Service)ERPと呼ばれるクラウドアプリケーションのサブセットを意味することが多い。SaaS ERPとは、プロバイダーがオフサイトのクラウドで所有/ホストするソフトウェアを指し、使用量などに応じて課金される。つまり、SaaS ERPとはクラウドコンピューティングモデルの一種だ。だが、全てのクラウドERPが必ずしもSaaSというわけではない。

 SaaSは人気が高まっているモデルだ。だが、従来型のオンプレミスモデルとは対極にあるため、クラウドERPとオンプレミスERPの違いを考えるに当たってはまずSaaS ERPの幾つかの側面を理解すると役に立つ。

 ここからは、クラウドとオンプレミスのどちらのERPシステムを選ぶか判断する際に考慮すべき7つの事項を取り上げる。

  1. システムとデータ管理
  2. 連携
  3. 更新
  4. モバイルアクセス
  5. セキュリティと信頼性
  6. 課金モデル
  7. 総所有コスト(TCO)

システムとデータ管理

ITmedia マーケティング新着記事

news150.jpg

300を超える大手メディアから配信先を選定可能、マイクロアド子会社が新たな動画広告配信サービスを開始
マイクロアドの子会社であるエンハンスは、動画広告配信サービス「Enhance Locus」の提供...

news149.jpg

Tableau 2019.1が自然言語処理によるデータ分析機能を搭載
Tableau SoftwareはTableau最新バージョンとなる「Tableau 2019.1」をリリースした。主な...

news123.jpg

ヤフー、YDNに新メニュー「動的ディスプレイ広告(Dynamic Ads for Display)」を追加
ヤフーは「動的ディスプレイ広告(Dynamic Ads for Display)」の提供を開始した。