仮想マシン(VM)とコンテナには技術的に大きな違いがある。コンテナを選ぶ開発者が多いのは、コンテナの方により整合性があると考えているためだ。
「Docker」を導入したエンジニアは、任意のスタックのインスタンスを迅速にプロビジョニングできることに感心する。やがて、そのエンジニアはふと考える。「これは既に仮想マシン(VM)で経験したことではなかったか」
コンテナによって、アプリケーションのプロビジョニング・導入・移行が素早くできるようになる。だが、スタックのコンテナ化にまつわる基本的な考え方は新しいものではない。信頼性の高いVMなら、コンテナで可能なことを技術的には全て実現できる。例えばスタック全体のコンパートメント化、移植、フルスタックの導入などが可能になる。
開発者の間でVMがコンテナほど普及しなかったのは、VMの提供方法と実際の機能を比べた結果ではないだろうか。つまり、実際には文化面でも技術面でもVMよりコンテナが好まれている可能性がある。
DockerコンテナとVMの違いを理解するため、まずは技術面を見てみよう。
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基幹システム運用の課題を解消すべく、ノーコード開発ツールを導入する動きが加速している。数あるツールの中からどのようにツール選定を進めたらよいのか、またどのような課題を解決できるのか、具体的なツールも含めて解説する。
老朽化したシステムの刷新に向けノーコード開発ツールを導入した「東亜建設工業」。その活用により、ベンダーに依存することなく柔軟性と持続可能性の高いシステムの構築を推進できる体制を実現している。同社の取り組みを詳しく紹介する。
社内業務の徹底的な効率化を目指す「八千代工業」。最初に導入したRPAでは、紙に依存した業務への対応は難しかったが、これらをデジタル化するためにノーコード開発ツールを使ってアプリを開発し、大きな成果を挙げている。
IT技術の重要性が高まる一方、IT人材不足が加速している。その不足を埋めるため、自社の業務システムをノーコードで開発する動きが広がっているが、ノーコード開発を導入する際には、将来的な全社DXを考慮してツールを選ぶ必要がある。
業務効率化に有効なシステム化だが、プロコードやローコードによる開発では場合によって複雑なコーディングが必要となり、かえって新たな課題を生みかねない。そこで登場したのが、スキル不要で使えるノーコード開発ソリューションだ。
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