CIOは自分のキャリアパスの守りを固めた方がいい。CIOが解雇される5つの理由、そしてそれを避ける方法について解説する。
ITシステムは今、あらゆるビジネスの中心にある。最高情報責任者(CIO)という役職の複雑さや経営上の責任の重さを考えると、CIOというキャリアから外される理由には事欠かない。
サプライチェーン管理のためのERPシステムであれ、営業用のCRMシステムであれ、法務用の契約管理であれ、財務用の会計ソフトウェアであれ、CIOは何百というビジネスアプリケーションの導入、カスタマイズ、統合およびサポートの責任を担う。そうしたプロジェクトが失敗と見なされることがあったとしても、驚くには当たらない。
ITプロジェクトがうまくいかなくなることも多い。だがCIOは事業戦略と適切な技術を組み合わせることによって、CIOのキャリアパスを脅かす課題の多くを見越して対策を講じることができる。
以下にCIOの解雇につながる5大要因を紹介し、それに対して身を守る方法を解説する。
CIOが責任を負うのはビジネスアプリケーションだけではない。セキュリティとコンプライアンスについても最高の水準を確実に保つことが求められる。情報流出が起きれば恒久的な評判の低下や経営上の損失を招き、顧客に不快な思いをさせる。セキュリティ上の不備がCIO解雇の筆頭理由になっているのはそうした事情による。
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