従来のSDNコントローラーは、接続プロトコルに「Northbound API」と「Southbound API」を使用するが、SD-WANコントローラーは同じプロトコルに依存しない。その違いを解説する。
SDN(ソフトウェア定義ネットワーク)は、物理ネットワークに仮想ネットワークを構築し、それによってネットワークの管理や運用の柔軟性を高める。
ハードウェアレベルでプログラムされた物理的なネットワーク機器による制御の代わりに、SDNではソフトウェアベースのSDNコントローラーを使用してネットワークを制御する。これによってエラーが発生しやすい複雑なプログラミングをせずに迅速に設定を変更できる。
全体的なSDNのアーキテクチャの中で、SDNコントローラーは、セキュリティや負荷分散、ファイアウォールなど上位レベルのアプリケーション層と、スイッチやルーターなど下位の物理ネットワークデバイスを含むインフラ層の中間に位置する。SDNコントローラーは、下位の物理ネットワークに関する情報をアプリケーションに送信し、アプリケーションの制御データをネットワークデバイスに送信する。これによりネットワークを効率的に管理できる。
SDNコントローラーは、アプリケーションとの間のやりとりを制御する「Northbound API」を介してネットワークアプリケーションと通信する。Northbound APIは、REST(Representational State Transfer)などWebアプリケーション連携の標準的な実装方式に準拠している。SDNコントローラーとネットワークデバイスとの間のやりとりには、SDNの代表的な技術仕様「OpenFlow」などの「Southbound API」を利用する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Boseが新型イヤホンをアクセサリーに CMOが語る「オシャレ推しに転じた理由」は?
2024年2月にオープンイヤー型のイヤホン「Bose Ultra Open Earbuds」を発売したBose。従...
「コミュニティー」の正解はオフライン? オンライン? トレジャーデータがコロナ禍で学んだこと
Treasure Data CDPユーザーが主体となって活動するコミュニティー「Treasure Data Rockst...
ニトリやサツドラも導入 自社ECで「Amazonのようなビジネス」を実現するサービスの魅力
オンラインマーケットプレイス構築を支援するMiraklが日本で初のイベントを開催し、新た...