クラウドサービスの料金を1円でも節約するための具体的な方法クラウドコストの賢い削減術【後編】

クラウドサービスの料金を節約するための万能の方法はない。自社の状況に応じてクラウドサービスの機能や料金プランを組み合わせることが大切だ。クラウドコスト管理の勘所を紹介する。

2019年08月13日 05時00分 公開
[Chris TozziTechTarget]
画像

 前編「クラウドの利用料金がなかなか安くならない4つの原因」と中編「クラウド料金が安くならない“リソース使い過ぎ問題”を解消する方法」の2回にわたり、クラウドサービスのコストを抑える方法を解説してきた本連載。後編は、クラウドコストの管理に関して取るべき具体的な6つの行動のうち、中編で紹介した2つに続く4つを紹介する。

3.自動スケーリングを使う

 中編で取り上げたリソース適正化には、自動スケーリング機能を利用できることがある。自動スケーリング機能は、ユーザー企業が運用するシステムで一時的に多くのリソースが必要となったとき、リソースを自動で追加する。追加で割り当てたリソースが不要になると、リソースを自動で既定値に戻す。

 ユーザー企業は自動スケーリング機能を使用すると、デフォルトのリソース使用量を抑えながら、リソース需要の高い期間にも対処できる。主要なクラウドベンダーは、ニーズに合わせて利用可能な自動スケーリング機能やサービスを用意している。

4.データの転送を慎重に計画する

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...