教育機関での普及が進む「学習者/指導者用コンピュータ」で使うソフトウェア「学習用ツール」には、どのような種類があるのか。タイプ別の概要と、選び方のポイントを説明する。
第5回「教育IT推進に不可欠な『デジタル教科書』『デジタル教材』『学習用ツール』とは」では、教育分野のデジタルコンテンツやソフトウェアである「デジタル教科書」「デジタル教材」「学習用ツール」の概要を紹介した。第6回「『デジタル教科書』で優先すべきなのは指導者用? 学習者用? その答えと理由」で取り上げたデジタル教科書とデジタル教材に続き、第7回では学習用ツールのタイプ別メリットとデメリット、選び方のポイントを解説する。
学習用ツールは「汎用(はんよう)学習支援型」と「学校専用学習支援型」に分類できる(図)。
汎用学習支援型学習用ツールは、企業で一般的に利用するオフィスツール(ワープロ、表計算、プレゼンテーションソフトウェア)のような、学校だけで利用するのではなく幅広いニーズに応えるソフトウェアだ。昨今は、クラウドを利用した協働作業のための機能も充実しており、学校における活用の幅も広がっている。
学校専用学習支援型学習用ツールは、学校での使用を前提とし、学校のニーズに寄り添って開発されたソフトウェアだ。こちらも昨今のIT環境整備に沿ってさまざまな機能が登場している。
学習用ツールの各タイプのメリット、デメリットは以下の通りだ。
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