「フォグコンピューティング」と「エッジコンピューティング」を同じ意味で使用する専門家は少なくない。一方でこの2つの用語に対して、わずかながらも重要な違いを与えている専門家もいる。
「フォグコンピューティング」も「エッジコンピューティング」もIoT(モノのインターネット)に関連する用語だ。これら2つの言葉は明確に定義されているわけではなく、使用者によって何を意味するかが異なる。3つのケースを例にして、これら2つの違いを考えてみよう。
フォグコンピューティングとエッジコンピューティングをほぼ同じ意味で使用している専門家は少なくない。この場合のフォグコンピューティングやエッジコンピューティングは、クラウドや自社データセンターのような中央集約型の場所ではなく、ネットワークによって至るところにCPUやメモリといったコンピューティングリソースとストレージリソースを分散させることを意味する。それによってデータが発生する場所の近くにおけるデータ処理が可能になる。メリットは、モバイルデバイスやIoTデバイスを利用する際のネットワークに起因するデータ伝送の遅延が少なくなり、ネットワークの混雑も全体的に緩和できることだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
多店舗/多拠点企業のネットワーク担当者216人を対象とした調査により、「SaaSへのアクセスなどネットワーク利用に不便なことや制限が多い」などの課題が浮き彫りになった。これらの課題を解消し、再構築を成功に導く方法を探る。
複数の店舗や拠点を擁する企業にとって、電子決済の通信エラー、本部と拠点の間でのWeb会議品質の低下といったネットワーク課題は、事業運営に深刻な問題をもたらしかねない。よくある8つの問題と、その解決策を探る。
代表的なセキュリティツールとして活用されてきたファイアウォールとVPNだが、今では、サイバー攻撃の被害を拡大させる要因となってしまった。その4つの理由を解説するとともに、現状のセキュリティ課題を一掃する方法を解説する。
顧客や従業員のエクスペリエンスを向上させるとともに、インベーションを促進するには「アジリティ」の強化が鍵となる。しかし昨今、組織のネットワークは複雑化が著しく、アジリティの確保すら難しい。そこで求められるのが「簡素化」だ。
今日の企業における複雑化したITシステム環境においては、ビジネスの安全性や効率性が損なわれている。そこで求められるのがクラウドを活用したインテリジェントな自動化だが、これを実現するには、ネットワークの可視性と制御性が必要だ。
もし“キーマン”がいなくなったら? 属人化しないデータセンター運用の作り方 (2025/3/18)
多拠点ネットワークの苦悩「セキュリティ、運用負荷、コスト」をどう解消? (2025/2/20)
LANケーブルではもう限界 構内ネットワークに「光ネットワーク」という選択肢 (2025/1/14)
DX時代のIoTに起きている課題 スマホとエッジデバイスの新たな役割とは (2025/1/7)
脱VPNなんて一気には無理──忙しすぎる情シスの“起死回生の策”は? (2024/12/25)
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
「AIエージェント」はデジタルマーケティングをどう高度化するのか
電通デジタルはAIを活用したマーケティングソリューションブランド「∞AI」の大型アップ...