「フォグコンピューティング」と「エッジコンピューティング」の微妙な違いクラウドとの関係性は

「フォグコンピューティング」と「エッジコンピューティング」を同じ意味で使用する専門家は少なくない。一方でこの2つの用語に対して、わずかながらも重要な違いを与えている専門家もいる。

2019年10月24日 05時00分 公開
[Alissa IreiTechTarget]

関連キーワード

IoT(Internet of Things)


画像

 「フォグコンピューティング」も「エッジコンピューティング」もIoT(モノのインターネット)に関連する用語だ。これら2つの言葉は明確に定義されているわけではなく、使用者によって何を意味するかが異なる。3つのケースを例にして、これら2つの違いを考えてみよう。

ケース1.同じ意味で使用される

 フォグコンピューティングとエッジコンピューティングをほぼ同じ意味で使用している専門家は少なくない。この場合のフォグコンピューティングやエッジコンピューティングは、クラウドや自社データセンターのような中央集約型の場所ではなく、ネットワークによって至るところにCPUやメモリといったコンピューティングリソースとストレージリソースを分散させることを意味する。それによってデータが発生する場所の近くにおけるデータ処理が可能になる。メリットは、モバイルデバイスやIoTデバイスを利用する際のネットワークに起因するデータ伝送の遅延が少なくなり、ネットワークの混雑も全体的に緩和できることだ。

ケース2.意味は異なるが、関連性がある

ITmedia マーケティング新着記事

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...

news115.jpg

「TikTok禁止法案」に米大統領が署名 気になるこれからにまつわる5つの疑問
米連邦上院が、安全保障上の理由からTikTokの米国事業の売却を要求する法案を可決し、バ...