IoT時代だからこそ「エッジコンピューティング」を再定義する既存のワークフロー再編が勝利の鍵

エッジコンピューティングへの転換は、あらゆる企業で起こっている。そして、その転換の中心に存在しているのがモバイルだ。分析、セキュリティ、ビジネスプロセスの改革は、新たなIT戦略の重要な要素になる。

2017年06月27日 05時00分 公開
[Maribel LopezTechTarget]

 豊富な処理能力、ユビキタス同然の接続性、GPS、カメラ、センサーなどの新たなデータソースにより、モバイルはエッジコンピューティングを再定義している。

 過去には、ネットワーク業界と電気通信業界において、どれほどのインテリジェンスをエンドポイントにもたらすかが絶えず議論されていた。つまり、どれだけのデータを生成元からできるだけ近い場所で処理すべきかということだ。ただし、エンドポイントには単体で稼働できるほどの能力がなかったため、ほとんどのデータをローカルで処理することは叶わなかった。今日のエッジコンピューティングでは、一元管理している場所に接続する必要のある、処理能力のないデバイスは想定されていない。

 モノのインターネット(IoT)によって、さらに多くのデバイスやセンサーがインターネットに接続され、エッジコンピューティングの仲間入りを果たすことへの期待が集まっている。そして、企業がエッジコンピューティングを活用できるチャンスは増えている。分析、セキュリティ、ビジネスプロセスの改革は、これらの新たなIT戦略の重要な要素になる。

現状分析

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