2019年10月29日 05時00分 公開
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「5G」の医療利用は現実的か【前編】病院が今知っておくべき「5G」の基礎知識

「5G」が医療機関で広く使われるようになるには時間がかかる。とはいえ今から導入を計画し始めても、決して早過ぎるわけではない。医療機関が今知っておくべき5Gの仕組みとメリットを改めて整理する。

[Makenzie Holland,TechTarget]

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 手術台に患者が横たわっている。その患者の上ではロボットアームが動いており、リアルタイムの映像が約500キロ離れた場所にいる執刀医に送信される――。「5G」(第5世代移動体通信システム)の高速かつ低遅延という特性が、このような遠隔ロボット手術の実現に寄与する可能性がある。コンサルティング企業Technology Business Researchで電気通信アナリストを務めるクリス・アントリッツ氏は「医療分野では5Gの多種多様な用途がある」と話す。

 Verizon WirelessやAT&Tといった通信事業者は、5Gのメリットをさかんに宣伝している。具体的には、接続デバイス数の増加、リアルタイム接続の高速化、バッファの削減などを掲げている。

 5Gはまだ登場したばかりだ。5Gの勢いが増し、商業利用が広がるまでには少なくとも3年はかかり、医療分野に根付くまでにはさらに長い時間が必要になると考えられる。医療機関の最高情報責任者(CIO)は投資の可否をすぐに決める必要はない。

 ただしアントリッツ氏は「医療機関が5G活用について、計画や通信事業者との話し合いを今から始めたとしても、決して早過ぎることはない」と言う。

医療機関が知っておくべき「5G」の基礎

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