ハイブリッドクラウドを構築するときは、データの配置方法とセキュリティ対策を検討することが必要だ。それぞれどのようなリスクがあり、どう対処すべきなのか。
オンプレミスとクラウドサービスを組み合わせたハイブリッドクラウドの管理には、それぞれを個別に管理するときとは違ったアプローチを取る必要がある。前編「『ハイブリッドクラウド』の構築で最初に検討すべき2つの運用モデルとは」は、ハイブリッドクラウド構築の主要な4つのヒントのうち「適切な運用モデルの選定」「構築の準備」を紹介した。後編は残る2つについて説明する。
コストを最小限に抑えるデータの保存場所を確認することは、ハイブリッドクラウド構築を成功に導くこつの一つだ。オンプレミスとクラウドサービス間でデータを移動すると、クラウドサービスの利用料が高額になることがある。そのためデータの配置には注意が必要だ。
企業は、オンプレミスとクラウドサービスのいずれか一方、またはその両方でデータを管理する。ハイブリッドクラウドで動作するアプリケーションは、フロントエンドにクラウドサービスを、トランザクションの処理にオンプレミスを使用するとコスト効率が良くなる傾向がある。クラウドサービスは一般的に、データを取り込む上りトラフィックの料金を無料にしているからだ。オンプレミスとクラウドサービスとの間でやりとりするデータが増えれば増えるほど、クラウドサービスの利用料金は高額になる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...