英Computer WeeklyのInspect-a-Gadgetチームが、Logitech(ロジクール)のキーボードを試用した。絶賛にあふれたレビューを紹介する。
Logitech(日本法人はロジクール)のキーボード「MX Keys」は素晴らしいキーボードだ。英Computer WeeklyのInspect-a-Gadgetチームが今まで使ってきた中で恐らく最も優れたキーボードだ。
それもそのはず、安くはない。
価格は約100ポンド(約1万3500円)(訳注)。羽根のように軽い超ソフトタッチの操作感に仕上げられている。
訳注:ロジクールオンラインストアの価格は1万5950円(税込)。
いわゆるチクレットキーボードが発する「チッチッチッ」というありふれた静かな音に慣れ切った時代、キーボードの「心地よいカチカチ音」の必要性を語るユーザーがいる。こうしたユーザーは、最新キーボードの多くでは十分なフィードバックが得られないと感じている。
よく言われることだが、カチカチ音を耳にしながら作業を始めると、その音がしない状態には戻れない。さて、Logitechキーボードはこうしたヘビーユーザーの意見を覆し、軽やかなタッチの方が良いと言わせる必要がある。このキーボードが発するのは指先が実に心地よいと感じる「チッチッチッ音」だ。意図的に強くたたかない限り「カチカチ音」はしない。
言ってしまえば、より速く、より滑らかにタイプでき、入力ミスが少なくなる。
非常に賢いスマートイルミネーション機能も素晴らしい。バックライトは手が近づくのを検出して点灯し、部屋の照明に合わせて自動的に輝度が調整される。
消費電力はどうだろう。クリスマスにUSB 3.0ケーブルをつないでキーボードに充電した。今は取り外している。1月末の今になっても電力は衰えていない。Logitechによると、充電式バッテリーはフル充電状態で最大70日間持続し、3分間のクイック充電で1日使用できるという。
同社の仕様には次のように記されている。「最高のタイピング感覚:キーの形状を整えることで、滑らかなキーストロークとキー押下時の正確かつ快適な手応えを実現」
今回はBluetoothを利用して、このキーボードを「iMac」、「Windows」搭載タブレット、HuaweiのAndroidスマートフォンに接続した。このキーボードは「Linux」デスクトップも操作できる。だがその場合、ユーザーは幾つか追加の無料ソフトウェアのダウンロードが必要になることもある。
右側のテンキーの近くに備えられた(訳注)[1][2][3]という個別の画面ボタンを使うと、このキーボードとペアリングした3つの端末を簡単に切り替えることができる。
訳注:正確には、[Insert][home][Page Up]キーの上。
実際には、9年間使ったiMacはBluetooth接続に対応できなかった。そのためUSBレシーバーを使わなければならなかったが、これはうまく機能した。
また最大10メートルのワイヤレス通信が可能だ。ただし画面から10メートル離れた場所に座る必要性は全く分からない。
MX Keysは通常、同社のマウス「MX Master 3」とペアで使用する。こちらも高価で100ポンドくらいになると思われる(訳注)。このマウスが備えるMagSpeedスクロールホイールは電磁石で駆動し、精密かつ超高速のスクロール操作に対応する。1秒間に数千行のスクロールが可能で、スクロール音も静かだ。
訳注:ロジクールオンラインストアでの価格は1万4850円(税込)。
同社の仕様には次のように記されている「快適さを追求して精巧に作られた形状は、手や手首にストレス障害が起きる恐れを軽減する。MX Master 3は、Logitechの『MX』が象徴するDarkfield 4000 DPI高精密センサーを備え、ガラス面を含めたほぼ全ての表面をトラッキングできる」
このマウスも素晴らしい。だが、チームが本当に気に入ったのはキーボードだ。
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