「Information Technology Infrastructure Library」(ITIL)は、英国と同国の人材企業CapitaのジョイントベンチャーAXELOSが刊行する、組織がITサービスを管理するときのベストプラクティスを掲載した書籍群だ。前編「『ITIL』はなぜ必要なのか? 導入のメリットを整理」に続く本稿は、ITILの認定資格と、ITILを自組織に適切な方法で導入するためのポイントを説明する。
AXELOSは、ITILのさまざまな側面を網羅した一連の資格で構成される、幅広いITIL認定資格を運営している。ITILのバージョン4では、2020年4月時点では入門者向けの資格であるFoundationの提供を始めている。今後より高度な認定資格「ITIL 4 Managing Professional」「ITIL 4 Strategic Leader」「Master」の提供を開始する。
それぞれの資格に、試験の合格や認定トレーニングの修了、定められた年数の実務経験、そのいずれかの組み合わせなど、具体的な資格習得の条件が決められている。ITIL資格の取得を目指すIT担当者は、認定トレーニング施設の講座を受講できる。
資格を取得するために講座の受講が必要な場合、その講座はAXELOSが認定したトレーニング施設が提供している必要がある。ITILのバージョン3の提供する認定資格の場合、入門者から中級者向けの「Foundation」「Practitioner」は、受験者に認可講座の受講を義務付けていないものの、AXELOSは講座の受講を強く勧めている。
メディア総接触時間、「携帯電話/スマートフォン」が「テレビ」を上回り首位に
博報堂DYメディアパートナーズによる、生活者のメディア接触の現状を捉える年次調査の結...
「運用型クリエイティブ」とは何か?
マーケティング施策としてのクリエイティブ改善に取り組むべき理由とは何か。クリエイテ...
「コロナ禍が収束しても現在の生活を維持したい」 前年比5.2ポイント増加し61.5%に――博報堂調査
コロナ禍も約2年が経過し、マスク生活やテレワークなど新しい暮らしや仕事のスタイルがす...