新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの中、Zoom Video Communications(以下Zoom社)のビデオ会議およびコラボレーションアプリケーション「Zoom」の利用増加に付け込み、サイバー犯罪者がユーザーを欺いて「クリプトマイナー」(仮想通貨採掘マルウェア)をダウンロードさせている。そう語るのは、トレンドマイクロで脅威研究者を務めるラファエル・センテノ氏とレイラム・ビクトリア氏だ。
クリプトマイナーはマルウェアの中でも特に危険なもので、PCのコンピューティングリソースを乗っ取って悪用する。その狙いは「ビットコイン」や「モネロ」などの仮想通貨を採掘し、サイバー犯罪者のウォレットに転送することだ。
ランサムウェアなど他系統のマルウェアと同じような損害を被るとは限らない。だが、多くの被害者はある現象に気付くだろう。この現象が起きると、アクティビティーが増加し、その結果としてシステムの速度低下、遅延、過熱、クラッシュが発生する。
センテノ氏とビクトリア氏は、本件を発表したブログで次のように述べている。「在宅勤務への移行が急きょ必要になったため、セキュリティ対策を強化する時間がほとんどなかった。これによって企業も侵害を受ける恐れがある。攻撃者がビデオ会議アプリケーションなどのツールを悪用してマルウェアの感染を拡大しているためだ」
こうした特定の詐欺に巻き込まれるのは、
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