理容店が「Square」で得た“決済だけじゃないメリット”とは?英国理容店Wicks Barbershopに見る中小企業のデジタル化【前編】

英国の理容店Wicks Barbershopは決済サービス「Square」やその関連ツールを活用したことで、コロナ禍でも継続的に顧客との関係性を構築できた。同店が実施した“ある取り組み”とは。

2022年07月21日 08時15分 公開
[Karl FlindersTechTarget]

関連キーワード

顧客満足 | マーケティング


 英国の理容店Wicks Barbershopは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)の中でも顧客サービスのデジタル化を進め、自社の存在感を強めている。そのために活用したのが、決済会社Block(旧Square)が提供する決済サービス「Square」とその関連ツールだ。

理容店が実感した「Square」シリーズの“決済だけじゃない”利点とは?

 Wicks Barbershopはこれまで、Squareを活用したオンライン予約システムと、予約や商品購入ができるスマートフォンアプリケーションを提供してきた。同店はさらに、マーケティング支援ツール「Square Marketing」と顧客満足度向上ツール「Square Loyalty」を追加で導入し、ビジネスに役立てている。

 創業者のジャック・ウィックス氏によれば、Wicks BarbershopがSquareを使い始めたのは2019年のことだ。当初は決済サービスとしてSquareを導入した。その後、予約システムを筆頭にSquareの新しいツールを次々に取り入れてきた。

 Wicks Barbershopはパンデミックが起きる前からSquareによってキャッシュレス決済を実現していた。ITの専門家がいない同店にとって、キャッシュレス決済の導入は大きな一歩だった。これによって「将来に向けた事業体制をある程度構築できていた」とウィックス氏は話す。「パンデミックによって、理容業界の数多くの企業は、われわれよりはるかに多くの変化を強いられた」(同氏)

 以前のWicks Barbershopは決済処理に紙とペン、金庫を使っていた。その後、シンプルなカードリーダーを使うようになり、Squareの導入に至った。Squareを導入した時期は、英国で最初のロックダウン(都市封鎖)が起こる直前だった。「絶好のタイミングだった」とウィックス氏は振り返る。

 Wicks Barbershopは、Square MarketingとSquare Loyaltyを導入したおかげで、メールによる顧客のフォローやオンラインギフトカードの発行が簡単に実施できるようになった。「ロックダウン時はこうした取り組みが重要な役割を果たした」とウィックス氏は話す。


 後編はWicks Barbershopにとって、Square MarketingとSquare Loyaltyがどのように役立ったかを紹介する。

Computer Weekly発 世界に学ぶIT導入・活用術

米国TechTargetが運営する英国Computer Weeklyの豊富な記事の中から、海外企業のIT製品導入事例や業種別のIT活用トレンドを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news135.png

インターネットの利用環境、女性の66%は「スマホのみ」――LINEヤフー調査
LINEヤフーが実施した2023年下期のインターネット利用環境に関する調査結果です。

news108.png

LINEで求職者に合った採用情報を配信 No Companyが「チャットボット for 採用マーケティング」を提供開始
就活生が身近に利用しているLINEを通して手軽に自社の採用情報を受け取れる環境を作れる。

news102.jpg

GoogleがIABのプライバシーサンドボックス批判に猛反論 完全論破へ42ページのレポートを公開
Googleは、米インタラクティブ広告協会から寄せられた批判について「多くの誤解と不正確...