「スマホで監視」よりも深刻? デジタル化が生んだ“真の課題”はこれだ「何でもデジタル」は“薬”か“毒”か【後編】

デジタルデバイスやオンラインサービスは生活に便利さをもたらす一方で、新たな懸念も生んでいる。消費者の不安に対して、企業が配慮すべきポイントは。専門家に聞いた。

2022年09月15日 08時15分 公開
[Joe O’HalloranTechTarget]

関連キーワード

スマートデバイス | 在宅勤務


 コンサルティング会社Deloitte Developmentは2022年8月に調査レポート「Connectivity and mobile trends」2022年版を公開した。同調査は2022年第1四半期(2022年1〜3月)に米国の消費者2005人を対象にオンラインで実施。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)によって変容した生活の中で、スマートフォンをはじめとするデジタルデバイスやオンラインサービスが、生活に好影響を与えていると感じる回答者の姿を浮き彫りにしている。一方でデジタルデバイスの利用やオンラインサービスに対する懸念の声もあった。

「スマホで監視」よりも深刻な“真の課題”とは?

 回答者の念頭にあるのはセキュリティやプライバシーの問題だ。回答者の50%は、個人情報の漏えいといったセキュリティ侵害を心配し、41%は自分のデジタルデバイスを通じて行動を監視されることを懸念していた。スマートホーム利用者の49%は、自分のデジタルデバイスが「乗っ取られる」ことが心配だと答えている。

 「パンデミックは一夜にして私たちのデジタルツールや技術の使い方を激変させた」とジャナ・アルバナス氏は語る。アルバナス氏はコンサルティング会社Deloitteのバイスチェアで、米国の通信・メディア・エンターテインメント事業を率いている。

 アルバナス氏は、デジタルデバイスやオンラインサービスの利用に伴う疲労感や、デジタルデバイスの管理の煩雑さに関する不満が依然として存在し、消費者にとって「真の課題」になっていると指摘する。「ベンダーはこの問題を心にとどめ、デジタルデバイスのコントロールや制限をしやすくする必要がある」(同氏)

Computer Weekly発 世界に学ぶIT導入・活用術

米国TechTargetが運営する英国Computer Weeklyの豊富な記事の中から、海外企業のIT製品導入事例や業種別のIT活用トレンドを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news135.png

インターネットの利用環境、女性の66%は「スマホのみ」――LINEヤフー調査
LINEヤフーが実施した2023年下期のインターネット利用環境に関する調査結果です。

news108.png

LINEで求職者に合った採用情報を配信 No Companyが「チャットボット for 採用マーケティング」を提供開始
就活生が身近に利用しているLINEを通して手軽に自社の採用情報を受け取れる環境を作れる。

news102.jpg

GoogleがIABのプライバシーサンドボックス批判に猛反論 完全論破へ42ページのレポートを公開
Googleは、米インタラクティブ広告協会から寄せられた批判について「多くの誤解と不正確...