デジタル化やZ世代、サステナビリティといったキーワードが、2023年における企業の印刷にもたらす影響とは。Quocircaのトレンド予測を紹介する。
紙の「デジタル化」や、「Z世代」(1990年代半ばから2010年ごろに生まれた世代)は、企業の印刷業務にどのような影響を与えるのか。調査会社Alumen Consulting(Quocircaの名称で事業展開)が、ブログで主要トレンドを挙げた。3つの注目点を紹介する。
紙を使う業務のデジタル化が進む一方で、特定の業務においては依然として印刷が必要になっている。ただしQuocircaは、コスト削減や効率性向上、環境負荷の低減などの必要性から、紙ベースの業務のデジタル化は一段と加速すると予測する。
Z世代の従業員が企業内に増えるにつれ、Z世代が職場に与える影響が大きくなる。Quocircaの予測によれば、業務で使う技術や生産性に対するZ世代の期待は、社内の情報共有やコミュニケーションにデジタル技術を利用するデジタルコラボレーションや、印刷の領域に強い影響を与える。
印刷業界は、「温室効果ガス排出ゼロ」の達成を目標にさまざまな取り組みを実施し、競合他社との差別化を図っている。2023年は印刷関連のハードウェアやソフトウェア、プリンタの運用管理をベンダーに委任する「マネージドプリントサービス」(MPS)の分野で、サステナビリティ(持続可能性)を考慮する製品やサービスが増えるとQuocircaは予測する。
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