間取り図作成アプリケーション「Planner 5D」は、部屋の3Dスキャン機能を提供するAppleのAPI「RoomPlan」を活用している。間取り図を素早く作成できるようになったと同時に、クレームも発生した。それはなぜか。
「Planner 5D」は、部屋の間取りを2D(2次元)または3D(3次元)でデザインできる、Planner 5D社のアプリケーションだ。AppleのAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)「RoomPlan」を組み込むことにより、モバイルデバイスのカメラで部屋を3Dスキャンする機能を実現している。
RoomPlanのスキャン機能は、Planner 5Dユーザーが部屋を素早くスキャンすることを支援する。他方で「一部のエンドユーザーからはクレームが寄せられている」と、Planner 5D社の最高マーケティング責任者、マット・クリバシェイン氏は話す。その理由は以下の2つだ。
クレームが寄せられるものの、Planner 5DにとってRoomPlanは「他の類似機能よりもはるかに有用だ」とクリバシェイン氏は言う。同氏から見て、市場に出回っている類似機能は品質が安定していないというのがその理由だ。
「高品質ではないもの、ローエンドなものを提供しないのがわれわれの信念だ」と、クリバシェイン氏は主張する。「エンドユーザーにネガティブな体験をさせるくらいなら、GoogleのモバイルOS『Android』で使えるRoomPlanの類似機能の公開を待つ」(同氏)
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
「人の動き」で見えない価値を見つけ出す 人流データが切り開く都市開発の未来 (2025/5/2)
導入の壁を突破してMicrosoft 365 Copilotを活用する方法 (2025/3/12)
クラウドの利便性とオンプレの制御性を両立、AI環境構築の新たな選択肢とは? (2025/3/6)
データ活用やAIで不良原因も発見 全員参加の現場伴走型で挑むトヨタ車体のDX (2025/2/21)
「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...