間取り図作成アプリケーション「Planner 5D」は、部屋の3Dスキャン機能を提供するAppleのAPI「RoomPlan」を活用している。間取り図を素早く作成できるようになったと同時に、クレームも発生した。それはなぜか。
「Planner 5D」は、部屋の間取りを2D(2次元)または3D(3次元)でデザインできる、Planner 5D社のアプリケーションだ。AppleのAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)「RoomPlan」を組み込むことにより、モバイルデバイスのカメラで部屋を3Dスキャンする機能を実現している。
RoomPlanのスキャン機能は、Planner 5Dユーザーが部屋を素早くスキャンすることを支援する。他方で「一部のエンドユーザーからはクレームが寄せられている」と、Planner 5D社の最高マーケティング責任者、マット・クリバシェイン氏は話す。その理由は以下の2つだ。
クレームが寄せられるものの、Planner 5DにとってRoomPlanは「他の類似機能よりもはるかに有用だ」とクリバシェイン氏は言う。同氏から見て、市場に出回っている類似機能は品質が安定していないというのがその理由だ。
「高品質ではないもの、ローエンドなものを提供しないのがわれわれの信念だ」と、クリバシェイン氏は主張する。「エンドユーザーにネガティブな体験をさせるくらいなら、GoogleのモバイルOS『Android』で使えるRoomPlanの類似機能の公開を待つ」(同氏)
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