臨床医療のさまざまな場面で、医療従事者がAI技術を活用したツールを使う機会が広がりつつある。どのように活用しているのか。実際の用途を幾つか紹介する。
医療現場で人工知能(AI)技術を活用する機会は拡大しており、この流れは止まらないと考えられる。医療従事者は今、AI技術をどのように活用しているのか。
臨床で使うPCやモバイルデバイスはAI技術を搭載するようになり、医療従事者は当たり前のように業務でAI技術を活用するようになった。集中治療室(ICU)のコマンドセンター(注1)の中にはAI技術を駆使して患者データを分析し、危機があれば警告する仕組みを構築しているところがある。
※注1 電子カルテをはじめとする各種医療情報システムのデータを1カ所に集約する、司令塔としての役割を持つ場所や仕組み。
血圧や心拍といった患者のバイタルサインを医療機関の内外でモニタリングする装置に、AI技術を実装する動きがある。患者のトリアージ(重傷度や緊急度に応じた治療優先度の振り分け)、病気の診断、適切な治療計画の策定にも、AI技術が活躍している。
医療情報管理システム学会(HIMSS:Healthcare Information and Management Systems Society)でバイスプレジデントを務めるジュリアス・ボグダン氏は、医療機関におけるAI技術の主な用途を以下のように説明する。
次回は、医療従事者にAI技術がどのように受け入れられているかに関する調査結果を紹介する。
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