2023年07月06日 08時15分 公開
特集/連載

ChatGPTとGPTの「IT用語」としての違いとは? どう使い分ける?「ChatGPT」と「GPT」の違い【第4回】

頻繁に耳にするようになった「ChatGPT」と「GPT」という2つの言葉。これらの言葉は、どう使い分けられているのか。“GoogleのChatGPT”が存在しない背景とは。

[George LawtonTechTarget]

 AI(人工知能)技術を使ったチャットbot「ChatGPT」と、LLM(大規模言語モデル)「GPT」(Generative Pre-trained Transformer)は別物だ。両方を開発しているAI技術ベンダーOpenAIや他の企業は、それぞれの言葉をどう使い分けているのか。具体例を見てみよう。

IT用語としての「ChatGPT」と「GPT」を正しく使い分ける

 ChatGPTという言葉は、当然ながらChatGPTのサービス名を指す。OpenAIは同社の広報活動の中で、例えば「ChatGPTのAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)を公開した」といった具合に、ChatGPTという言葉をサービス名として用いている。

 Slack Technologiesのプロダクト担当シニアディレクター、ジャッキー・ロッカ氏は、同社のビジネスチャットツール「Slack」について「SlackにChatGPTのインテリジェンス(自然言語処理能力)を組み合わせることにより、さまざまな企業でAI技術がより身近になる」と述べている。ロッカ氏もChatGPTという言葉で、具体的なサービスに言及している。

 GPTは前述の通りLLMであり、ChatGPTのようにしばしばサービス名の末尾に付く。OpenAI以外の企業が、GPTという言葉を使うことがある。もともとGPTの中核となるディープラーニング(深層学習)モデル「Transformer」(トランスフォーマー)を考案したのはGoogleだ。同社はサービス名をはじめとする、自社のAI技術のブランディングでは、基本的にGPTという言葉を使用しない。ChatGPTの対抗馬になるGoogleの「Bard」は、その分かりやすい例の一つだ。


 次回は、OpenAIが提供するGPTの主な種類と、それぞれの技術的な違いを解説する。

TechTarget発 先取りITトレンド

米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news180.jpg

電通「2023年 日本の広告費」 総広告費、インターネット広告費は2年連続で過去最高に
電通が「2023年 日本の広告費」を発表しました。主なトピックスを抜粋して紹介します。

news041.jpg

2024年の広告業界大予測(無料eBook)
Forrester Researchは2024年を「大手メディアが活気を取り戻す瞬間」としています。マー...

news196.jpg

アニメ世界の「ワクドナルド」が公式に McDonald'sが日本人アーティストのAcky Bright氏と始めたこと
McDonald'sがアニメやマンガでよく描かれる「WcDonald's(ワクドナルド)」をオマージュ...