企業がアプリケーションを動かすインフラとして、オンプレミスのデータセンターかパブリッククラウド、または双方を組み合わせたハイブリッドクラウドを選べる。市場を見ると、パブリッククラウドの採用は加速している。
一方で、調査会社IDCが2022年に発表した調査結果によると、パブリッククラウドを利用している回答企業の71%が、パブリッククラウドに配置しているアプリケーションの一部または全てを、2023年末までにオンプレミスに移行することを計画している。その理由を分析しながら、オンプレミスとパブリッククラウドの特徴を比較する。
企業がパブリッククラウドからオンプレミスに戻る主な理由は次の通りだ。
アプリケーションをパブリッククラウドに置くか、オンプレミスのデータセンターに置くかを決める際は、システム構築用のリソースをいかに調達するか、インフラをいかに管理するかの2点を考える必要がある。
パブリッククラウドではサーバやネットワークなどのリソースをクラウドベンダーが用意し、ユーザー企業は限られたサービスしか利用できないが、インフラの保守やメンテナンスをユーザー企業がする必要はない。オンプレミスではユーザー企業が各種リソースを自由に用意できるが、保守やメンテナンスを自社で管理する必要がある。
オンプレミスとパブリッククラウドのメリットとデメリットを以下に整理した。
後編はオンプレミスとパブリッククラウドの長所と短所を分析する。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2023年12月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
倒産する? マスク氏は金持ちなんだから自腹を切ればいいのでは? Xの将来に関する5つの考察【前編】
主にイーロン・マスク氏の言動をきっかけに広告主の離脱が進む中、Xの将来はますます不透...
世界の一流ブランドはなぜ「ゲーマー」を重視するのか
ブランドがZ世代を理解し、彼らと適切なコミュニケーションを取るためには、何よりもまず...