「5Gの固定無線アクセス」(5G FWA)とは何か? コストやセキュリティを解説5G FWAへの期待と現状【第2回】

5Gを利用した固定無線アクセス(FWA)が広がっている。FWAはコストや通信品質、セキュリティの面でどのような特徴があるのかを解説する。

2023年10月24日 05時00分 公開
[Venus KohliTechTarget]

関連キーワード

VoIP | データ通信 | ネットワーク


 インターネット接続を利用する方法としては、ユーザー宅と通信事業者の中継網を同軸ケーブルや光ファイバーなどの有線ケーブルでつなぐ方法が主流だった。近年は有線ケーブルを「4G」(第4世代移動体通信システム)や「5G」(第5世代移動体通信システム)などの無線で代替する「固定無線アクセス」(FWA)が広がっている。FWAの特徴を解説する。

5G FWAとは? コストやセキュリティの特徴

 FWAの特徴は以下の通りだ。

コスト

 通信事業者視点だと、ケーブル敷設工事が不要であるため、山間部やへき地であっても比較的安価にネットワークを提供できる。ユーザー視点だと、新築の建物の場合はケーブルの引き込み工事費用が必要な有線に対して、FWAは「CPE」(宅内設置機器)の設置費用またはCPEのレンタル費用で済む。

通信品質

 FWAの通信品質は利用する無線システムの規格や、周波数帯によって左右されるため、一概には評価できない。5Gを利用したFWAであれば光ファイバーに匹敵する通信速度が期待できる。FWAは音声をデジタル化してTCP/IPネットワークで送受信する技術「VoIP」(Voice over IP)を利用してIP通話やビデオ会議も利用できる。

ネットワークセキュリティ

 無線LANでパスワードを設定してユーザーを制限できるのと同じように、FWAのネットワークはユーザー向けにネットワークを保護する機能を提供する。移動体通信システムの標準化団体「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)は、通信の暗号化や認証、制御信号の改ざん検知などのネットワークセキュリティ対策を、FWAが利用する4Gや5Gに組み込んでいる。


 第3回はFWAのユースケースについて解説する。

TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス

米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news154.jpg

D2CとD2C Rが「docomo connecting path(コネパス)」計測タグを無料配布
D2CとD2C Rは、Cookieレス環境でもリターゲティング広告やオーディエンス分析が可能な新...

news074.jpg

ニップンと刀が協業 マーケティングノウハウで成熟市場を拡大へ
ニップンと刀は「ニップン × 刀 協業発表会」を開催し、協業を通じた両社の取り組みとそ...

news197.png

広告運用自動化ツール「Shirofune」がMicrosoft広告の改善機能を実装
Shirofuneは広告運用自動化ツール「Shirofune」に改善カード機能を追加。これにより、キ...