英Computer Weeklyは、IT業界における女性を表彰するアワードを2012年から実施している。人材開発や教育分野で活躍して表彰された人物を紹介する。
英国のIT業界を拠点として活躍する女性を表彰する「Most Influential Women in UK Technology」。英Computer Weeklyが2012年から実施しているこのアワードで、「Hall of Fame」(殿堂入り)を受賞した女性はどのような活動をしてきたのか。教育や人材開発の分野で活躍する2人の女性を紹介する。
シーラ・フラベル氏は、ITサービスベンダーFDM Groupで最高執行責任者(COO)を務めている。同社のエグゼクティブボードディレクターとして、女性が仕事を継続することを支援する「Global Women in Tech」や、復職希望者に働く機会を提供する「Returners Programmes」などのプロジェクトを指揮した。
IT業界団体techUKのプレジデントと、英国政府の外郭団体で労働者のデジタルスキル向上を目的とした組織Digital Skills Councilのカウンシルメンバーも務めている。IT業界におけるスキルギャップ(仕事に必要なスキルと、従業員が持つスキルの差)を巡るさまざまな問題について、政府の委員会で話す機会を積極的に持っている。
2012年には女性向けイベントの開催やeラーニングのプログラムを提供する企業Everywomanが実施するアワード「Everywoman in Technology Awards」で、「Leader of the Year」を受賞した。2019年にはIT業界における男女平等と帰国子女雇用への貢献がたたえられ、大英帝国勲章の一つCBE(Commanders of the Order of the British Empire)を授与された。
Most Influential Women in UK Technologyの2017年受賞者であるシェリー・クートゥ氏は、若者のキャリア構築支援に取り組むFounders4Schoolsを2011年に設立するなど、複数の組織立ち上げに関わってきた起業家だ。AI(人工知能)技術を使った採用や人材開発を実施するWorkfinder(Superpowerの名称で事業展開)のチェアパーソンや、起業家支援プロジェクトSilicon Valley Comes to the UKのチェアパーソンを務める。
エンジェル投資家でもあるクートゥ氏は、教育サービス企業Pearson Educationといった企業の経営に関わるとともに、大学のボードメンバーも務めている。
2013年には起業家としての貢献がたたえられ、大英帝国勲章の一つCBE(Commanders of the Order of the British Empire)を授与された。
第23回は、IT業界において新しい働き方を構築した人物や、女子生徒をITの世界に誘った人物を紹介する。
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