英Computer Weeklyは英国のIT業界で活躍する女性を表彰している。表彰者の中で殿堂入りを果たした人物の輝かしい実績を紹介する。
雇用における性別の偏りが見られがちなIT業界において、女性はどのようにキャリアを積み重ねていけばよいのか。英Computer Weeklyは2012年から英国のIT業界で目覚ましい活躍を見せる女性を表彰する「Most Influential Women in UK Technology」を実施している。このアワードで「Hall of Fame」(殿堂入り)を受賞した女性の中で、大学や政府機関を拠点に活動する2人の女性を紹介する。
ヴァネッサ・ヴァレリー氏は2008年4月、女性のキャリア支援やネットワーク形成のための情報を提供する情報サイト「WeAreTheCity」を設立した。設立後、組織は以下のような支部を持つ規模に発展した。
WeAreTheCityのCEOであるヴァレリー氏は、2021年3月からウォーリック大学(University of Warwick)のビジネススクールWarwick Business Schoolの客員講師、2017年7月から、経営者向けコミュニティやマネジメントにおける学びを提供するChartered Management Institute(CMI)で、会員の経営層に対してレクチャーなどを実施するコンパニオンを務めている。
ヴァレリー氏はITと金融のバックグラウンドを持ち、『Heels of Steel』の著者でもある。2018年には女性と経済への貢献をたたえられ、大英帝国勲章の一つOBE(Officer of the Most Excellent Order of the British Empire)を授与された。
ウェンディ・ホール氏はサウサンプトン大学(University of Southampton)で以下の役職を務めている。
2009年、科学と技術への貢献がたたえられ、CBE(Commander of the Order of the British Empire:大英帝国勲章コマンダー)を授与された。英国王立協会(Royal Society)のフェローでもある。
2008年7月に計算機学会(Association for Computing Machinery)の会長に選出された。この選出は、北米外からの初の会長選出だった。王立工学アカデミー(The Royal Academy of Engineering)のフェローを務めており、STEM(科学、技術、工学、数学)分野で著名な役職を歴任した。
以下の組織のメンバーを務めた経験も持つ。
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