コンピュータの世界では、0から9までの数字を使うおなじみの10進法ではなく、2進法が使われている。10進法よりも2進法の方がコンピュータの世界との相性が良いのはなぜなのか。
コンピュータにおけるデータ表現の中核には、情報を格納する最小単位であるビット(bit)がある。ビットは、0または1を使って数値を表現する2進法が基になっている。人間の世界でよく使われている10進法ではなく、なぜコンピュータの世界では2進法が使われているのか。
ビットは0または1で2つの状態を表す。0または1を使う2進数が、コンピューティングの基盤を形成している。人間の世界では、籠の中のリンゴの個数から歩数を数えることまで、おなじみの10進法が使われている。10進法には「0」から「9」までの10個の数字が存在する。
コンピュータではなぜ0と1の2つの数字だけを使うのか。2進法が便利な理由は次の通り。
コンピュータの用語では、1KB(キロバイト)は1024バイトのことであり、1000バイトではない。1024バイトになるのは、コンピュータが2進法で動作することから、2の10乗となっているためだ。
次回は、MB(メガバイト)やGB(ギガバイト)といった単位の基本を解説する。
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