DevOps関連のキャリアをこれから歩みたいエンジニアや、昇進したいDevOpsエンジニアに最適な、DevOpsの知識やスキルを習得するための学習コースを5つ紹介する。
DevOps(開発と運用の融合)の認定資格を取得することが、開発者としてのキャリア形成に有利に働く可能性がある。本稿は、11個の主要な学習コースと認定資格のうち5つを取り上げる。
Courseraは、誰でも受講可能な大規模公開オンライン講座(MOOC)を配信する団体だ。「Continuous Delivery & DevOps」は初心者向けのコースで、DevOpsに関するスキルや役割の他、それらが継続的デリバリーにどう役立つのかといったトピックを学習できる。
コースの受講は無料で、修了証書は有料で入手できる。修了証書があれば、採点済みのテストを含め、全ての教材にアクセス可能だ。
公式Webサイトは「こちら」。URLとコース名は2024年7月時点の情報(以下、同じ)。
Courseraが提供する中級者向けのコース「DevOps Culture and Mindset」では、DevOpsの文化とマインドセットに重点を置いた、DevOpsの基本的な原則を学ぶことができる。DevOpsが「リーンの原則」(効率性と効果性を最大化するための方法論)にどのように根ざしているのか、開発チームと運用チームの協力体制をどう改善できるかについて学習する。
Continuous Delivery & DevOpsと同様にコースの受講は無料で、修了証書は有料で入手可能だ。修了証書があれば、採点済みのテストを含め、全ての教材にアクセスできる。
公式Webサイトは「こちら」。
edXはCourseraと同様、 MOOCを提供する団体だ。「LinuxFoundationX:Introduction to Jenkins」では、オープンソースのCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)ツール「Jenkins」を用いたCI/CDワークフローの実装に必要な知識を習得できる。
無料で受講でき、修了証書は有料で入手可能。修了証書があれば、採点済みのテストを含め、全ての教材にアクセスできる点もCourseraと同じだ。
公式Webサイトは「こちら」。
オンライン学習サイト「Udemy」(ユーデミー)が提供する「Kubernetes:Getting Started」は、コンテナオーケストレーションツール「Kubernetes」の機能や管理方法など概要を習得する入門コースだ。
コンテナオーケストレーションが必要な理由や、Kubernetesを使用するメリット、コンテナを管理する最小単位「Pod」(ポッド)の概要と使用方法などを学習できる。コースはDevOpsに特化しているわけではないが、Kubernetesを素早く習得したいDevOpsエンジニアに役立つ。
コースの受講は無料で、修了証書は有料で入手できる。修了証書があれば、講師にダイレクトメッセージで質問を送ることができる。
公式Webサイトは「こちら」。
Udemyが提供する「Docker Essentials」は、コンテナとDockerについて深く理解することが目的のコースだ。構成管理ツール「Docker Compose」でマルチコンテナアプリケーションを作成し、コンテナオーケストレーター「Docker Swarm」でクラスタを管理する方法を習得できる。
コースの受講は無料で、修了証書は有料で入手できる。修了証書があれば、講師にダイレクトメッセージで質問を送ることができる。
公式Webサイトは「こちら」。
次回は、Amazon Web Servicesなどのベンダー認定資格の勉強に役立つコースや、認定資格を紹介する。
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