AI技術関連の認定資格を持っておくと、今後のビジネス開発やキャリア形成に役立つ可能性がある。AI関連の知識とスキルを習得できる学習プログラムを5つ紹介する。
ビジネスにおける人工知能(AI)技術活用が進む中で、これから重要度が高まると考えられるのがAI技術関連の知識やスキルだ。今後は、AI技術関連の認定資格を持っていることがビジネスを開発したりキャリアを形成したりする上で有利に働く可能性がある。本稿はAI関連の認定資格を取得できる主要なコース10選のうち、後半の5つを紹介する。
Courseraは誰でも受講可能な大規模公開オンライン講座(MOOC)を配信する団体。「DeepLearning.AI TensorFlow Developer Professional Certificate」コースは、教育ベンダーDeepLearning.AIの認定プログラムで、4つのモジュールで構成される。所要時間は約17時間だ。
大規模なデータセットや複雑なタスクにも対処できる、スケーラブル(拡張可能)なAIアルゴリズムを構築したい開発者向けの内容となっている。具体的には、Googleが開発したオープンソースの機械学習(ML)ライブラリ「TensorFlow」を使用するためのベストプラクティス(最適な実施方法)を学習できる。
高校レベルの数学知識と、プログラミング言語「Python」でのコーディング経験が必要。深層学習(ディープラーニング)を含む機械学習の知識があればなおよいが、必須ではない。
本コースの公式Webサイトは「こちら」。
Artificial Intelligence Boad Of America(ARTiBA)は、AI分野の専門家認定や教育促進を目的とする米国の非営利団体。「AiE Certification」は、3つのトラック(コース)から選べるAI学習プログラムだ。
認定資格取得者が技術者やチームマネジャーとして上級職に就けるよう、スキル開発や即戦力となる専門知識を学ぶ。
具体的には、以下のような機械学習に関連する広範な知識を学ぶ。
トラック1なら準学士号、トラック2なら学士号、トラック3なら修士号を取得している必要がある。トラック1では、コンピューティングの特定領域や機能における最低2年間の職歴が必要。トラック2と3の場合、実務経験は必須ではないがプログラミングへの十分な理解が不可欠だ。
本コースの公式Webサイトは「こちら」。
オンライン学習サイト「Udemy」(ユーデミー)が提供する、約16時間のAIコース。
AI技術に関する幅広い課題に対処できるように、AI技術の概念からトレーニング方法までを学習する。PythonでAIモデルを開発する方法や、Self Improving AI(自己改善型AI)のコーディング方法を、7種類のAIモデルの構築を通して学習する。
具体的には以下の内容を実践する。
機械学習やディープラーニングなどAI技術に関心のある人は誰でも受講できる。高校レベルの数学と基本的なPythonの知識が必要だが、コーディングの経験は必要ない。
本コースの公式Webサイトは「こちら」。
Udemyが提供する「Artificial Intelligence: Reinforcement Learning in Python」は、強化学習をはじめとするAI技術やデータサイエンスについて学びたい学生や社会人を対象とする、約15時間のオンラインコース。
以下のような内容で構成される。
前提条件として、以下の知識とスキルを持つことが推奨される。
本コースの公式Webサイトは「こちら」。
ビジネス向けSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)LinkedInは、オンライン学習サービスの「LinkedIn Learning」を提供している。「Getting Started with AI and Machine Learning」はAI業界の専門家が監修した約10時間の7つのコースで構成される。
以下7コースを修了すると、LinkedIn Learningから修了証が授与される。
経験不問。
本コースの公式Webサイトは「こちら」。
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