仮想デスクトップに接続するためのシンクライアントデバイスには、専用のOSが用意されている。どのような選択肢があり、その中から企業はどう選べばいいのか。
仮想デスクトップに接続するには、クライアントデバイスが必要になる。「シンクライアントデバイス」は、そのために設計されたデバイスだ。シンクライアントデバイスは、単に仮想デスクトップへの接続を可能にするだけではなく、さまざまな機能を持つ「シンクライアントOS」を搭載する。どのような種類や機能があり、企業は何を重視してシンクライアントOSを選定すればいいのか。
仮想デスクトップに接続するためのクライアントデバイスとしては、シンクライアントデバイスとゼロクライアントデバイスの2種類がある。ゼロクライアントデバイスは、OSやHDD、回転するパーツなどの可動部品を内蔵せず、ほぼ全ての処理をサーバで実行する。これに対してシンクライアントデバイスは、OSを搭載し、一部の処理をデバイスで実行する。
シンクライアントOSは、メモリや保存容量といったリソースを通常のOSほど必要としない。そのため、シンクライアントOSを古いデバイスにインストールすることで、シンクライアントデバイスとして再利用できる。以下に主要なシンクライアントOSの特徴と、具体的な製品例を示す。
シンクライアントOSは、メモリやCPUなどのリソース要件、ハードウェアの互換性、管理機能、セキュリティ、連携可能なデスクトップ仮想化製品といった観点から選ぶとよい。一部のベンダーは、企業のニーズに応じて特定の製品/サービスと連携できる、ベンダー独自のシンクライアントOSを提供している。
次回は、シンクライアントOSが仮想デスクトップにもたらすメリットを紹介する。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
シニアの生活意識 「生まれ変わっても今の配偶者と結婚したい」において男女で20ポイント以上の差
ソニー生命が実施した「シニアの生活意識調査2024」の結果です。
酒税改正前後でビール系飲料の購買行動はどう変化した?
アルコール飲料市場に続々と新たな商品が登場する中、消費者の購買状況はどう変化してい...
KARTEのプレイドが進出する「プロダクトアナリティクス」はSaaSの成長をどう支援するのか?
CXプラットフォーム「KARTE」を提供するプレイドが、日本発のプロダクトアナリティクス「...