シンガポールのある物流企業はAI技術を導入し、倉庫業務の効率化を進めている。この取り組みを支援するパートナーにはLenovoを選んだ。選定の決め手は何だったのか。
シンガポールの物流企業ST LogisticsはLenovoと提携し、人工知能(AI)技術を活用した倉庫業務の効率化を図っている。在庫の保管場所や運搬ルートを最適化し、注文の処理時間を短縮したという。ST LogisticsがLenovoをパートナーに選んだ理由は、そうした効果だけではない。どのような理由があるのか。
LenovoはST Logisticsに倉庫実行システム(WES:Warehouse Execution System)の導入を提案した。Lenovoのサーバ「Lenovo ThinkSystem」などで構成されたHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)を利用し、倉庫業務を効率化するAIソフトウェア(AI技術を活用したソフトウェア)を動作させる。在庫の保管場所を最適化し、即時出荷が可能な在庫を優先して取り出せるようにした。
ST Logisticsの国家安全保障業務担当副ゼネラルマネジャー、ランス・オン氏は「Lenovoと提携し、具体的に成果を生み出すことができた」と語る。オン氏は「Lenovoは会議や現場訪問を通じ、当社の目標を明確に理解してくれた」と評価し、「単にハードウェアやソフトウェアを提供する以上の価値をもたらした」という。
Lenovoは技術の導入支援だけでなく、ST Logisticsの従業員がWESを運営するために必要なスキルの習得も支援した。倉庫業務の自動化が進んでも、従業員による監視は必要だと両社は強調する。
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