ストレージ接続などに使われるInfiniBandを遠隔地間でブリッジ接続する装置を5月より販売開始する。
TCBテクノロジーズは4月18日、InfiniBandを拠点間接続に利用するブリッジ「NX5010」を発表、5月1日より販売を開始する。同製品は米Network Equipment Technologies開発のネットワーク装置で、遠隔地間のデータベースのミラーリングやディザスタリカバリなどに利用できるという。
InfiniBandは、サーバのクラスタリングやディスクサブシステムの接続に利用される高速インタフェース技術。NX5010は、InfiniBandプロトコルをメディア変換して10ギガビットイーサネット(10GbE)やSONET/SDH(OC-48cおよびOC-192c)のWAN回線に乗せることで、InfiniBandネットワークをリモート拠点間接続に拡張することができる。LANインタフェースにはInfiniBandとギガビットイーサネットを用意し、拠点内のInfiniBandスイッチをブリッジ接続する。データ転送時、10GbEと比べて約2分の1の低遅延を実現するという。
NX5010本体の価格は約2000万円。2拠点間を接続するために、NX5010とQLogic製InfiniBandスイッチをそれぞれ2台用意したシステム構成の場合、構築サポート込みで約5000万円からとなる(いずれも税込み)。6月1日より出荷開始予定。
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