変化を続ける市場ニーズや業界特有の業務プロセスや個別対応など、流通業の販売管理システムには柔軟性が求められる。リアルタイムのデータ把握と内部統制強化をテーマに開発された販売管理パッケージを紹介する。
内田洋行の「スーパーカクテル」シリーズは、「標準化しにくい業務モデルの中にこそ企業の強みや競争力が多く含まれている」というコンセプトの下に開発された基幹業務システムである。商品特性に応じたトータル業務スループットの高速化で現場業務の効率化をサポートするほか、豊富なカスタマイズ機能やフレキシブルなシステム連携を実現している。1997年のリリース以来、シリーズ全体の導入数は3500社以上に及ぶ。
スーパーカクテルシリーズの販売管理パッケージ「スーパーカクテルデュオ販売」は、売り上げ機会の損失防止、柔軟な受発注管理、適正な在庫管理による経営効率化、内部統制を通じた業務品質の向上など、多くの中堅・中小流通業が抱える課題をまとめて解決してくれる。年商100億円未満の企業向け販売・在庫管理ソリューションにおいて、ライセンス売り上げが5年連続でトップシェアを記録していること(※)からも、その優れた導入効果がうかがえるだろう。
(※)エンドユーザー渡し価格ベース(矢野経済研究所調べ、2009年1月現在)。
それではここから、スーパーカクテルデュオ販売の機能について見ていきたい。まず特徴的なのが、日本独自の商習慣や取引形態を想定した各種機能だ。例えば、経営課題の解決に有効な機能として、債権に関する個別管理や詳細回収予定管理、滞留債権の迅速な把握が行えるほか、期間を軸に構成された予算管理では部門・担当者・得意先といった各視点が用意されており、徹底したデータマネジメントが可能となっている。また、管理日付やロット番号管理への対応、複数登録した得意先から優先順位を設定できる在庫引き当て機能、在庫状況のリアルタイム検索と入出荷予定の時系列集計など、きめ細かな在庫管理業務も実現してくれる。
現場業務の効率化という観点では、「契約単価(得意先別商品別単価)」「得意先分類別商品別単価(掛率設定)」「商品分類別得意先別単価(掛率設定)」「標準単価」という4パターンの単価設定ができるのは便利だ。期間指定による単価変更など、細かい処理にも対応してくれる。さらに、在庫品の受注処理から直送品の受発注処理、外部調達品を社内で加工組み立てするセット加工といった多彩な取引・商品形態をサポートしており、業務プロセスの違いを気にせず使えるのもメリットといえる。
そのほかの機能として、内田洋行 情報システム事業部 企画部 商品企画課 課長の内田武利氏は「中堅・中小企業は兼任が多いので、請求締め処理や請求書発行状況がひと目で分かるチェック機能、簡単に全帳票データをMicrosoft Office ExcelやPDFに出力できる二次加工機能なども好評をいただいています」と語る。こうした現場レベルでの細かい配慮が行える背景には、内田洋行が1961年に初めて国産のオフィスコンピュータを開発して以来、中堅企業や地方自治体を中心に多くの業務システムを導入してきたノウハウと実績が生きている。
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