プロジェクト完了時期の短縮化を支援するプロジェクト管理ツール「BeingManagement2」プロジェクト管理ツール紹介:ビーイング編

メンバーが複数タスクに携わることが多い中、作業負荷が高くなるとタスクの管理が難しくなり、すべてのプロジェクトに影響して大幅な遅れが生じることがある。

2010年09月10日 08時00分 公開
[唐沢正和]

“悪いマルチタスク”を改善し、プロジェクト完了時期の短縮を実現

photo ビーイングの工藤氏

 プロジェクトを決められた納期に間に合わせることは、その成功の絶対条件といえる。しかし、多くのプロジェクトでは遅延が発生するのが現状であり、このことがプロジェクトの品質低下や利益減少につながる場合も少なくない。プロジェクトの遅れを引き起こす原因について、ビーイングの営業部TOC特販課 課長の工藤 崇氏は「プロジェクトメンバーに“悪いマルチタスク”を行わせていることが、プロジェクト遅延の大きな原因になっている。その背景には、その企業の適正な同時実行数以上にプロジェクトを投入し過ぎていることがある」と指摘する。

 工藤氏によると“悪いマルチタスク”とは、例えば「3つのプロジェクトを3人のメンバーで進める場合、1人のメンバーが1日ごとに違うプロジェクトのタスクに着手していくというような業務の進め方」を指すという。この場合、すべてのプロジェクトのタスクがほぼ同じタイミングで終了するものの、別のメンバーがタスクに着手するまでに時間がかかり、結果的にプロジェクト全体の大幅な遅れを招くというのである。

photo 6日間の作業量を持つ従属関係のある3つのタスク(青、黄、赤)で構成されている3つのプロジェクトについて、「順番にずらして実行した場合」(上)と「すべてのプロジェクトをすぐ開始し、1日ごとに違うタスクに着手した場合」(下)の実行結果。下の例が悪いマルチタスクとなる

 すべてのプロジェクトの遅れを防ぐために、工藤氏はこうした“悪いマルチタスク”を削減することが重要であり、それを実現するためのプロジェクト管理ツールとして同社が提供しているのが「BeingManagement2」だと説明する。今回はビーイングのBeingManagement2を紹介する。

ITmedia マーケティング新着記事

news058.jpg

次世代生成AIで優位に立つのはMeta? Google? それともマスク氏のあの会社?
生成AI時代において、データは新たな金と言える。より人間らしい反応ができるようになる...

news183.jpg

GoogleからTikTokへ 「検索」の主役が交代する日(無料eBook)
若年層はGoogle検索ではなくTikTokやInstagramを使って商品を探す傾向が強まっているとい...

news160.jpg

B2B企業の市場開拓で検討すべきプロセスを定義 デジタルマーケティング研究機構がモデル公開
日本アドバタイザーズ協会 デジタルマーケティング研究機構は、B2B企業が新製品やサービ...