IP電話の導入に役立つ3つのホワイトペーパーホワイトペーパーレビュー

VoIPの代表アプリケーションとも呼べるIP電話。UCの一コンポーネントとして「通話料の節約」以上の価値をもたらすものだ。IP電話システムを検討する上で参考にしたい3つのホワイトペーパーを紹介する。

2010年12月10日 08時00分 公開
[堀見誠司,TechTargetジャパン]

 IPネットワークを利用して音声サービスを提供するIP電話。今や通話料削減手段の筆頭として、NTTの「ひかり電話」のように、企業だけでなく家庭でも広く利用されている。IP電話は、ビデオ会議などのビジュアルコミュニケーションやプレゼンス管理と連動して通話機能にとどまらないさまざまな役割を果たし、ユニファイドコミュニケーション(以下、UC)の重要な構成要素となっている。

「通話コスト、設備投資ゼロ」のSkypeの企業利用をサポートする

今再注目されるSkypeの企業導入 要の「セキュリティ管理」は大丈夫?

画像 提供:フュージョン・ネットワークサービス(現:フュージョン・コミュニケーションズ 16ページ)

 Skypeは最もポピュラーなVoIPアプリケーションの1つである。ユーザー同士の通話が無料になるため利用者数が急拡大し、現在の同時オンラインユーザー数は2500万にも上るという。このSkypeのパワーを、企業が自社の電話環境に生かせないかと考えるのは当然だろう。手軽なビデオ会議ツールとしても利用できる。

 しかし、Skypeのビジネス利用には情報漏えいなどのセキュリティリスクが付きまとう。SkypeはP2Pで通信するため、監視システムなどを使ってユーザー利用を一元的に管理することが難しい。Skypeユーザーであれば社内外の誰とでもチャットやファイル送信が自由にできてしまうので、Skypeを業務に生かす上では私的利用を制限する仕組みが必要となる。

関連ホワイトペーパー

IP電話 | Skype | Lotus | ビデオ会議 | VoIP | 業務改善 | 情報漏洩 | ミドルウェア | P2P


ITmedia マーケティング新着記事

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...

news115.jpg

「TikTok禁止法案」に米大統領が署名 気になるこれからにまつわる5つの疑問
米連邦上院が、安全保障上の理由からTikTokの米国事業の売却を要求する法案を可決し、バ...

news077.jpg

「気候危機」に対する理解 日本は米国の3分の1
SDGsプロジェクトはTBWA HAKUHODOのマーケティング戦略組織である65dB TOKYOと共同で、「...