3G/4G回線をWANとして活用することに抵抗を覚える企業は多い。だが、懸念点の中には誤解も含まれている。前編では、2つの誤解を明らかにする。
無線WANサービスのメリットは、有線インフラが整備されていないリモートオフィスにネットワークアクセスを提供できるというだけにとどまらない。柔軟性とセキュリティに優れた安価な方法で支店・支社と接続する手段も提供できるのだ。理屈の上では無線WANサービスは非常に魅力的に思えるが、多岐にわたるモバイル通信用セルラープロトコルや複数世代の技術が複雑に絡み合って多くのIT管理者を混乱させているのが現実だ。この混乱は無線WANサービスの基本的な機能をめぐる誤解を招き、多くのネットワーク管理者が無線WANをバックアップ手段としてしか検討しないという状況につながる可能性がある。
無線WANサービスは、全ての用途に最適な選択肢だとはいえないが、意識の高いネットワーク管理者であれば、特定の環境ではこの技術がベストな接続方式になる場合が多いことを理解できるだろう。本稿では、無線WANサービスにまつわる誤解を解き、この技術があなたの会社のWANに適しているかどうかを判断するための手掛かりを提供する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「生成AIで作った広告」が物議 そのとき、コカ・コーラはどう動いた?
生成AIを広告制作に活用し、議論を呼んだCoca-Cola。この経験から何を学んだのか。
新規顧客獲得と既存顧客のLTV向上、それぞれのCRO(コンバージョン率最適化)について
連載第4回の今回は、新規顧客の獲得と既存顧客のLTV(顧客生涯価値)、それぞれのCRO(コ...
「広報」への期待 B2BとB2Cの違いは?
日本広報学会が上場企業経営者を対象に「広報の定義」に関する意識調査を実施した。