【市場動向】2012年、最も選ばれている無線LANベンダーはどこだ?“スマートフォン特需”を取り込むのは高い管理性

スマートフォン/タブレットの普及が市場拡大の原動力に。王者シスコシステムズのシェアを専業ベンダーが浸食――。国内無線LAN市場の現状について、ITR甲元氏に聞いた。

2012年08月22日 08時00分 公開
[鳥越武史,TechTargetジャパン]

 無線LAN市場の拡大が止まらない。「スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスの急速な普及が、無線LAN市場拡大の原動力となっている」。ネットワーク市場に詳しい、アイ・ティ・アール(以下、ITR)のシニア・アナリスト甲元宏明氏はこう明かす。スマートデバイスのトラフィック増に悩む携帯電話事業者、スマートデバイスの企業導入に伴うインフラ整備を急ぐ企業が、無線LANの大量導入に動いていることが要因だという(参考:スマートフォンの通信障害でも回線を止めない「無線LAN」の活用法)。

 無線LAN製品の大量導入においては、機器の導入や管理負荷が課題となる。シェア争いに目を向けると、運用管理機能の強化にいち早く着手したベンダーが強い支持を集める傾向が見て取れる。本稿は、ITRの市場調査結果と甲元氏の話を基に、無線LAN製品の市場動向をまとめた。

市場規模:“スマートフォン特需”で市場が急拡大

 国内の企業向け無線LANの市場規模は、出荷金額ベースの実績値で2011年度に142億円と、2010年度の97億円から46.4%増の急拡大を遂げた(表)。ITRは、企業向け無線LAN市場の拡大傾向はしばらく続くと考えており、2012年度には182億円、2016年度には295億円に達すると予測する。企業向け無線LAN市場の2011年度から2016年度の年平均成長率(CAGR)は15.7%と、ネットワーク製品全体の平均である8.5%を大幅に上回る勢いだ。

ITmedia マーケティング新着記事

news071.png

営業現場のDX、「進んでいない」が7割――Sansan調査
Sansanが実施した「営業活動における実態調査」の結果を紹介します。

news088.jpg

「アドフラウド」の現実 広告費の4分の1が不正なインプレッションにかすめ取られている
「広告費のムダ」がなぜなくならないのか、広告費をムダにしないためにはどうすればいい...

news173.png

Google Cloud Platform (GCP)上に構築したデータ基盤をCDPに 「Rtoaster insight+」に新機能
ブレインパッドは、GCP上に構築したデータ基盤をCDPに進化させる新機能を「Rtoaster insi...