「市長ホットライン」の電話も分析、BI活用するボストン市の取り組みを見る「Tableau」でダッシュボード構築

ボストン市では、市の運営にデータ分析の手法を取り入れ、行政サービスの改善に取り組んでいる。2014年から現職を務めるウォルシュ市長を中心に進むこのプロジェクトでは、どのような成果が生まれているのだろうか。

2015年07月03日 15時00分 公開
[TechTarget]
BI成熟度モデルのイメージ 出典:NTTデータ(TechTargetジャパン記事「今すぐ調べたい『BI成熟度』 ビッグデータ活用の体制は整っているか?」から)《クリックで拡大》

 ボストン市長のマーティ・ウォルシュ氏は、執務室の机にコンピュータを設置した初めての市長だ。2014年から現職を務めている。

 公平に言えば、前市長のトーマス・メニーノ氏は、ボストン市で最も長く市長を務めた人物である。同氏が市長に当選した1993年当時、コンピュータを保有するのはほんの一部の人に限られていた。それはさておき、ウォルシュ氏の変革は市の運営に新たな方法をもたらした。ITの活用を進め、特にデータ分析の手法を取り入れることで、多くの市が直面するさまざまな問題を解決している。

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