ニューヨーク証券取引所で先頃発生したシステム障害は、ゲートウェイのソフトウェアを更新した際の設定の不備が原因と発表された。これは自動化によって防げることだ。
米ニューヨーク証券取引所(以下、NYSE)、米航空会社United Airlines、米紙Wall Street Journalは2015年7月8日(米国時間、以下同)、いずれもトラブル対応に追われた。広く報じられたように、相次いでシステム障害に見舞われたからだ。
システム障害が最も長引いたのはNYSEで、4時間近くにわたってシステムが停止した。NYSEはWebサイトの「Market Status History(市場ステータス履歴)」ページで障害後に発表した報告の中で、「ゲートウェイのソフトウェア更新がきっかけでシステム障害が発生した」と説明した。ソフトウェア更新は、7月11日に予定していたSIP(Session Initiation Protocol)タイムスタンプの今後の要件に関する業界テストに備えて行われたという。
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