インターネットの登場によって、ほとんどの印刷媒体が苦戦する中、New York Timesは、データ分析で有利に進めている。その手法とは一体どのようなものなのだろうか。
21世紀に入ってからインターネットは印刷媒体に取って代わってきた。インターネットが多くの読者にとっての主要なニュース源となり、印刷媒体を中心に事業を進めていた大部分の報道機関は売り上げが急減した。広告主が新聞紙面の広告スペースに対して高額な料金を支払う意欲は薄れる一方でインターネット広告はまだ実績が少ない。報道機関はそうした状況への対応を迫られている。
多くはまだ、ニュース配信の新事業を軌道に乗せられずにいる。そうした中で、米New York Times紙は、この状況に順応する取り組みとして、予測アナリティクスをビジネスモデルの中心に据え始めた。購読者を増やす努力からソーシャルメディアを使った記事の宣伝に至るまで、同社は予測モデルを手掛かりにして多くの事業上の意思決定をしている。このアプローチによって、21世紀も20世紀と同様の成功を目指している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
世界のモバイルアプリ市場はこう変わる 2025年における5つの予測
生成AIをはじめとする技術革新やプライバシー保護の潮流はモバイルアプリ市場に大きな変...
営業との連携、マーケティング職の64.6%が「課題あり」と回答 何が不満なのか?
ワンマーケティングがB2B企業の営業およびマーケティング職のビジネスパーソン500人を対...
D2C事業の約7割が失敗する理由 成功企業との差はどこに?
クニエがD2C事業の従事者を対象に実施した調査の結果によると、D2C事業が成功した企業は...