「社内にiPhone、iPad、Macがあふれる未来」にかけるAppleの新成長戦略個人向けの次は法人向け市場(1/2 ページ)

決算報告では右肩上がりのApple。iPhone 6s/6s Plusも好調だが、さらなる成長のためには法人向け市場での普及が必須だ。Apple製品に慎重な法人ユーザーの対抗策としてAppleは二大メーカーと手を組んだ。

2015年11月12日 07時30分 公開
[Ramin EdmondTechTarget]

関連キーワード

Apple | iPhone | iPad | IBM(アイ・ビー・エム) | Mac


Photo 口コミ的には苦戦している印象だが数字的には過去最高の販売数となったiPhone 6s

 米Appleは、このほど行った決算発表で、法人市場を通じて一層の成長を目指す戦略にスポットを当てた。2015年度第4四半期の売り上げは前年同期比22%増で過去最高の約515億ドル、利益は約111億ドルだった。2015年度通期の売り上げは前年比27%増の2337億ドル、利益は約534億ドルを計上した。

 米サンフランシスコで2015年9月末に開かれた米Boxのカンファレンス「BoxWorks 2015」で明らかにした通り、AppleのCEOティム・クック氏は、エンタープライズ関連事業が過去1年間で前年より40%多い年間約250億ドルの年商を上げていると説明した(関連記事:Apple ティム・クックCEOが語ったビジネス向けモバイルの“衝撃”)。同氏は、エンタープライズ関連事業を「未来へ向けた一大成長分野」と位置付けているように、モバイルエンタープライズにおけるiOS搭載デバイスの普及を今後の成長を実現するための切り札と考えている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       1|2 次のページへ

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...