2015年12月にクラウドでのコラボレーション機能を強化する計画を発表したCiscoとMicrosoft。両社の製品は重複する機能も多いが企業はどのような観点で製品を選べばいいのだろうか。
2015年12月、Cisco SystemsとMicrosoftはそれぞれ、クラウドでのコラボレーション機能を強化する計画を発表した。両社ソリューションの差異を見極めなければならない企業の苦労に対し、同情を覚えた人がいるかもしれない。
何しろ、Microsoftが新たにリリースしたOffice 365の法人向けプラン「Office 365 Enterprise E5」とCiscoのコラボレーションサービス「Cisco Spark」(Spark)はどちらも、ミーティングやインスタントメッセージ、通話といった主要なコラボレーション機能に重点を置いた中小規模企業向け製品だ。両製品ともクラウドを活用することでオンプレミスの製品を導入する手間や初期費用を回避している。Office 365 Enterprise E5は「Skype for Business Online」といったのコラボレーション会議アプリを含む。一方、Sparkは常時オンラインのインスタントメッセージやファイル共有、画面を共有しながらのビデオ会議などをサポートする。企業はどのように製品を選択したらいいのだろうか。
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