「メールアドレスは全社で1つだった」、そんな会社が実現した“Evernote活用術”「中小企業はもっとクラウドサービスを活用すべき」(1/2 ページ)

愛知県に本社を置く堀江織物とデジタルプリントサービスを提供するHappyPrinters原宿。製造業と店舗運営、それぞれ毛色が違う情報の管理を1人で実践している人がいる。その情報管理方法とは。

2016年06月08日 09時00分 公開
[藤本京子]
掘江織物の公式Webページ《クリックで拡大》

 愛知県に本社を置く堀江織物は、のぼりや横断幕、タペストリーなど、布への印刷加工を中心とした事業を展開する企業だ。従来の印刷技術であるシルク印刷に加え、最近では型を作ることなく印刷が可能なデジタルプリントも手掛けている。同社取締役の堀江賢司氏は、このデジタルプリント技術の可能性に注目し、堀江織物とは別にOpenFactoryを創業し、個人向けデジタルプリントサービスを提供する店舗「HappyPrinters原宿」をオープンした。同店舗では、個人客が持ち込んだ写真などの画像を、さまざまな素材に印刷するサービスを展開している。

 堀江氏が経営に携わる堀江織物およびHappyPrinters原宿では、東京と愛知を行き来する同氏の業務スタイルに合わせた社内コミュニケーションシステムを実現すべく、情報整理アプリケーション「Evernote」を利用している。堀江氏に、Evernoteの採用に至った背景や活用法を聞いた。

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