ベンダーとの友好関係も実はこのため
音声通話もMicrosoft──Skype for Businessが固定電話を支配する日(1/2 ページ)
ビジネス用固定電話と「Skype for Business」の音声通話の互換性に対して、ユーザー企業はどのように評価すればいいのだろうか。Skype for Businessに業務通話を依存して大丈夫なのだろうか。
オフィスで使うビジネス用固定電話と「Skype for Business」の音声通話における互換性は、既存の電話システムのタイプや、Skype for Businessの音声通話を利用する目的によってその使い勝手が異なってくる。
大企業は、専用のPBXまたはIP PBXシステムを持っており、これらのシステムは音声トラフィックの大部分を、他のワークフロー実行処理と分離して伝送する。ただし、これらのワークフロー実行処理の大半は、Microsoftのデスクトップアプリケーションに起因するため、音声利用システムとMicrosoftのデスクトップアプリケーションでは、高度な統合が必要になる。
Skype for Businessの音声通話では状況が異なる。それは、Microsoftが多くの音声通話システムベンダーと高度に“協業”しているからだ。
2016年上半期「システム運用管理」記事ランキング(2016年1月1日~2016年6月20日)
1位 「Windows 10無料期間」を逃したWindows 7ユーザーを待ち受ける“痛過ぎる代償”
2位 「Windows 10」の起動を5分から10秒台へ“爆速化”する方法
3位 ソニーの新モデル「Xperia X」シリーズ、手になじむ5インチスマホの侮れない魅力に驚く
クライアントPCのデスクトップ領域では、Microsoftの勢力が圧倒的なので、電話端末ベンダーはMicrosoftが供給する技術に対応せざるを得なくなっている。それは、音声通話と他のアプリケーションの統合が進んでいることが背景にある。ただし、MicrosoftがPSTN(公衆交換電話網)通話を含むフルサービスの音声通話をサポートするようになったのはごく最近だ。そのため、Skype for Businessの音声通話がどこまでビジネスの現場において成功するかは未知数だ。
Skype for Businessの音声通話は、PBXシステムの完全な代替を目指したものではない。現在、PBXを使っている企業では今後も音声通話の最優先手段としてPBXを利用し続けるだろう。PBXシステムは高価だが、信頼性が高く、技術者にとっても扱いに慣れており、機能も豊富だ。Skype for Businessでは、デスクトップとモバイルの音声オプションを提供しており、音声通話を利用できるが、これは日常的な業務利用において最適とはいえない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
SNS認証や多要素認証も数分で実装、IDaaS基盤でデジタルビジネスはどう変わる? -
製品レビュー
「電子帳簿保存法対応」実践術:タイムスタンプ付与などの要件の手軽な実現方法 -
事例
「大企業のデジタル化」成功事例集【コクヨ、九州電力、ヨネックスなど21社】 -
製品資料
“顧客管理の課題”を簡単に解決する方法とは? -
製品資料
契約管理の“あるある課題”をノーコード開発で解決するためのポイント
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
ソフトウェア開発生産性向上に取り組む企業は4割 調査で学ぶ「停滞」の正体
-
2
100億円の「Linux更新」を回避 みずほ銀行が選んだ“おきて破り”のRHEL延命策
-
3
Microsoft製品でここまで自動化できる 情シスがやめられる手作業10選
-
4
Oracle巨大ITプロジェクトはなぜつまずいたのか 8年で導入1割、追加で170億ドル
-
5
「技術屋」で終わらないために 情シスが今取るべき認定資格5選
-
6
Synologyがエンタープライズ向けユニファイドストレージを投入 その実力は
-
7
ISMSの“コンサル丸投げ”が招く数千万円の無駄 NTTドコモビジネスの脱出劇
-
8
迫る“インフラ崩壊”の危機 米英を相次いで襲った「PLC悪用攻撃」の全貌
-
9
自宅のWi-Fiが「遅い」「途切れる」本当の原因は? Dellが推奨する鉄則
-
10
「企業内サーバ環境の利用実態」に関するアンケート
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AIエージェントで多様な日常業務を効率化するための入門ガイド
-
2
AIが「わざわざ使うツール」になっていない? 業務で自然に使う導線にする秘訣
-
3
JR西日本ITソリューションズが「監視業務の属人化」を解消した方法とは?
-
4
5回聞くだけじゃ足りない? トヨタ式「なぜなぜ分析」の正しい実践方法
-
5
「脱Excel」か「Excel快適化」か? 現場にやさしい業務改善の進め方
-
6
インシデント対応工数を約3割削減、東京ガスの事例に学ぶ監視体制刷新のコツ
-
7
「結局、一部の人しか使わない」 AI活用が業務に定着しない根本的な理由
-
8
AIエージェントで成果は出る? 調査結果に見る費用対効果の実態
-
9
PostgreSQLの「機能」「性能」「運用」「拡張性」に関する悩みの解消法
-
10
ゼロトラストにおける「IDaaSの課題」と補完すべき重要機能とは?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー