5Gが普及をするとあの業界がIoTで得をする仕組みコネクテッドカーだけではない、その恩恵

第5世代移動通信システム(5G)は、転送速度、堅牢なセキュリティ、幅広い帯域幅といった面で、IoT(モノのインターネット)の普及に大きく貢献する……と、彼らが力説する“業界的”な理由があった。

2016年11月01日 12時00分 公開
[Sanjay KhatriTechTarget]
Googleが進めている自動運転プロジェクトも5GとIoTの普及が前提となる

 第5世代移動通信システム(5G)は、インターネットの接続環境を現状から大きく拡大することで、現在開発が進んでいる多くの技術でその実用化を後押しする。いま、多くの関係者が5Gのメリットを訴求しているが、彼らがこのように5Gを宣伝するのには理由がある。それは、5Gの実用化によってサービスプロバイダーがIoT専用のネットワークを構築し、最終的にはIoT関連のアプリケーション導入を加速して、契約者の数を増やそうとしているからだ。

 ある予測によると、事業者が5G対応ネットワークを提供するようになれば、20億台以上のユニットがIoTによってインターネットに接続する。この状況が現実となるのは2020年という考えが大勢だが、もっと早いと示唆する専門家も少なくない。

 確かにIoTでは、転送速度から柔軟に設定できるデータ帯域幅など、5G対応ネットワークがもたらすメリットをすぐ享受できるようになる。その上で、5G対応ネットワーク到来の恩恵をすぐに得られる業界として、インターネットに接続できる“コネクテッドカー”が登場する「自動車」、“スマートシティー”の整備に携わる「建築土木」、そして所有車両を管理する「物流」が挙がっている。

ITmedia マーケティング新着記事

news079.jpg

狙うは「銀髪経済」 中国でアクティブシニア事業を展開する企業とマイクロアドが合弁会社を設立
マイクロアドは中国の上海東犁と合弁会社を設立。中国ビジネスの拡大を狙う日本企業のプ...

news068.jpg

社会人1年目と2年目の意識調査2024 「出世したいと思わない」社会人1年生は44%、2年生は53%
ソニー生命保険が毎年実施している「社会人1年目と2年目の意識調査」の2024年版の結果です。

news202.jpg

KARTEに欲しい機能をAIの支援の下で開発 プレイドが「KARTE Craft」の一般提供を開始
サーバレスでKARTEに欲しい機能を、AIの支援の下で開発できる。