モバイル向けユニファイドコミュニケーション(UC)ツールには、音声やテキスト、動画などの機能をシンプルに利用できる製品が求められている。モバイルUCを巡る企業の取り組みを見てみよう。
米国テキサス州オデッサの医療センターMedical Center Health System(MCH)は、これまで使用してきたAvaya(旧Nortel)の電話システムを2019年中にリプレースする計画だ。新規システムのテストと導入が期限に間に合うよう、MCHは既に大手や新興企業が提供する各種のテレフォニー/ユニファイドコミュニケーション(UC)システムの検討を進めている。
既に1つだけ確かなことがある。全28棟からなるMCHでIT運用担当ディレクターを務めるブラッド・シュック氏は、新しいテレフォニーシステムと追加のUC機能をクラウドで稼働させ、設備投資ではなく運用経費として月額料金を支払いたい考えだ。クラウドベースのシステムであれば、モバイルネットワークにも有線ネットワークにもUC機能を容易に追加できる。
そもそもMCHがシステムのリプレースを考えているのは、既設のPBX(内線交換機)が寿命を迎えるからだ。ただし同院は目下、セキュアなメッセージングやビデオ会議など、その他のUC機能についても検討している。モバイルUCはもはや、通信アプリケーション単体で提供するものではなくなっているからだ。「テクノロジーを1つ導入すると突如として他にもさまざまな機能がそろうので、他の契約を減らすことができる」とシュック氏は語る。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
Metaに潰されないために残された生き残りの道は?――2025年のSNS大予測(Snapchat編)
若年層に人気のSnapchatだが、大人にはあまり浸透していない。一方で、AR(拡張現実)開...
「猛暑」「米騒動」「インバウンド」の影響は? 2024年に最も売り上げが伸びたものランキング
小売店の推定販売金額の伸びから、日用消費財の中で何が売れたのかを振り返るランキング...
Netflixコラボが止まらない 「イカゲーム」シーズン2公開で人気爆上がり必至のアプリとは?
Duolingoは言語学習アプリとNetflixの大人気ドラマを結び付けたキャンペーンを展開。屋外...